個人情報保護士の難易度は?企業にとってメリットあり!IT化リスクを抑えよう

個人情報保護士の難易度は?企業にとってメリットあり!IT化リスクを抑えよう

目次

個人情報保護士の難易度は?

<個人情報保護士の難易度>

各級:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

1日1時間程度の勉強で1~3ヶ月

過去の合格率・合格者数推移

検定公式HPで公表されている過去の合格率平均は、

37.3% です。

 

 

個人情報保護士試験科目

<おススメの参考書>

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個人情報保護士ってどんな資格?

資格の位置づけ

 個人情報保護士は、一般財団法人全日本情報学習振興協会が主催する公的民間資格です。

 情報化社会、マイナンバー法の制定などにより、「個人情報」に関する関心が高まっています。
 個人情報保護法は、2005年4月に施行された比較的新しい法律で、2015年には事業所の規模にかかわらずすべての事業所が法適用の対象となりました

 そういった背景により、企業においても対応が迫られ、「法務部門」のみならず顧客データを最前線で取扱う「営業部門」「事業部門」の社員についても「個人情報保護法」に関する知識が求められています。

 個人情報保護士はすべてのビジネスマンを対象に、

 個人情報保護法の正しく理解すること
 企業活動において個人情報を安全に管理・活用すること

 

 ができるようになることを目的に実施されています。

 

 

取得を推奨する企業も多い注目資格!

 個人情報保護士は民間資格ですので独占業務はなく、あくまでも「知識を習得するため」「知識の有無を証明するため」のものです。 

 にもかかわらず検定公式HP内でも、全国800以上の企業社員が受験していると紹介されています。

 また、資格に関する通信講座等を運営する「KIYOラーニング株式会社」によると、「パナソニック、シャープ、NTTグループ会社、旭化成グループ会社など」多くの大手企業で資格取得が推奨されているそうです。(参考URL:https://studying.jp/johohogo/about-more/merit.html

 

 

個人情報保護士の受験資格とは?

 受験資格はありません。
 どなたでも受験できます。

 

 

個人情報保護士って役に立つの?その業務とは?

企業の人事・総務など社員の個人情報管理に!

 どんな事業を行っている企業でも、「社員の個人情報」は取り扱います。

 一昔前は社員の個人情報はダダ洩れで、突然に保険などの営業から連絡が来ることもありました。
 しかし現在は慎重に取り扱い、社員の個人情報といえども無断で第三者に知られるようなことがあってはいけません。

 また管理も、紙の台帳ではなくシステム化されている企業がほとんどです。
 個人情報保護法を意識したシステム構築からセキュリティ管理まで、「個人情報保護法の理解」だけでなく実務上の管理方法まで求められます。

 個人情報保護士検定では、知識と実務を同時に学ぶことができます。

 

 

営業部門・事業部門で顧客・パートナーの個人情報管理に!

 法律知識については、バックオフィスが学ぶものというイメージがありますが、現在は営業社員も法律知識が求められています。その一つが「個人情報保護法」です。

 B to Cの事業形態であったり、パートナー(仕入先)に個人がいるような場合には、正しく情報管理する必要があります。

 最終的に取扱うのは法務部門や経理部門などのバックオフィスかもしれませんが、入り口で個人情報を取得し、社内に持ち帰るのは営業社員です。

 「個人情報の記載された書類を電車やタクシーに置き忘れる」といった古典的な情報漏洩だけでなく、メールの誤送信やインターネットによる情報漏洩など、リスク規模はますます大きくなっています。

 バックオフィスだけが知識・スキルを有していても、入り口の営業社員が正しく取り扱わなければ意味がありません。

 「個人情報保護士」はいまや「あらゆるビジネスマン」に必須の資格となっているのです。

 

 

法務・内部監査部門が「管理を管理する」ための必須スキル!

 個人情報の管理はいまでは法務・監査部門では最重要ポイントとなっています。

 ひとたび個人情報が流出するようなことがあれば、ニュースとして広まり会社の信用を一瞬で堕としてしまいます

 それを未然に防ぐため、個人情報を取り扱う社員を取り締まるのが「法務・内部監査部門」の役割です。

 当然、管理するためには知識が必要です。
 基礎知識として「個人情報保護士」で勉強していきましょう。

 

 

 

個人情報保護士で独立できる?

 個人情報保護士は、「既存のビジネスを安全かつ適切に行うため」の資格であるため、「個人情報保護士で独立・開業」といものではありません。

 そのため、あなたが何かの事業で独立・開業する際に、個人情報保護法に抵触するようなことがないようリスクを十分に抑えるために役立つものです。

 会計・法務・経営学・ITなどと同様に、「経営者の必須スキル」と捉えるのが良いでしょう。

 

 

 

他の士業とのダブルライセンスがおススメ!

 個人情報保護士単独ではあまり社会的なアピール力は弱いですが、他の資格と組み合わせることで力を発揮します。

 特にクライアントに個人が多い「税理士」「行政書士」「弁護士」などが相性が良いでしょう。

 自身のクライアントに対する個人情報保護はもちろんのこと、専門分野と併せて「セミナー」などでも活用することが可能です。

 個人情報保護法に関する専門家はあまりいませんので、ニッチな領域かもしれませんね。

 

 

 

個人情報保護士試験の受験を検討する方におススメの資格

法務系で就職・転職活動でアピールしたいなら!

 

法律系で就職・独立を目指すなら行政書士がおススメ!

 

マイナンバー実務検定で特化した知識を習得!

 

 

 

おわりに

 いかがでしたでしょうか。
 今回は昨今注目を集める個人情報保護に関する資格「個人情報保護士」をご紹介しました。

 守りの資格、という性質ですので、営業社員などの前線にいる方は意識が希薄になりがちです。
 しかしIT化が進む中、個人情報流出が様々な企業で発生するなど社会問題にもなりつつあります。

 こういったリスクを極力減らすため、すべてのビジネスマンに身に付けてほしい知識・スキルです。

 ぜひ「個人情報保護士」の受験を検討してみてください。

 

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