インテリアコーディネーターの難易度は?IKEAで注目の資格!独立も可能?
目次
インテリアコーディネーターの難易度は?
過去の合格率・合格者数推移
インテリア関連の民間資格は多数ありますが、その中でも受験者数が1万人に達しようかという人気資格です。
合格率は20%台前半と、1日1時間の勉強で3~6ヶ月程度は必要となります。(個人差があります。)
特筆すべきは、受験者・合格者の3/4が女性という点にあります。
これは、産休・育休などで仕事をお休みしているときにこのインテリアコーディネータを取得し、再就職時にインテリア小売店(百貨店、雑貨屋、家具量販店、ショールームなど)で活かす方が多いためと言われています。
他にも、住宅メーカーやリフォーム会社、工務店や設計・建築事務所など、幅広い業種の方の役に立つ資格ですので、男女問わずスキルアップとなる能力が習得できます。
インテリアコーディネーター資格試験科目
<1次試験>
1.インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
2.インテリアコーディネーターの仕事に関すること
3.インテリアの歴史に関すること
4.インテリアコーディネーションの計画に関すること
5.インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
6.インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
7.環境と設備に関すること
8.インテリアコーディネーションの表現に関すること
9.インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
<2次試験>
プレゼンテーション・論文によるインテリア計画及びそのプレゼンテーションに関すること
参考・引用URL:https://www.interior.or.jp/examination/ic/overview/(インテリアコーディネーター資格試験公式HP)
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インテリアコーディネーターってどんな資格?
資格の位置づけ
インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が主催する民間資格です。
インテリア・家具などの住宅用品・商品に関する幅広い知識を持つ者として、消費者の趣味・趣向やライフスタイル・予算に合わせた、最適なコーディネートを提案することが求められる資格です。
インテリアに関するコーディネート自体は、インテリアコーディネーターの独占業務ではありません。そのため、当資格は「インテリアに関する総合的な知識」をアピールするための資格だと思っていいでしょう。
インテリアコーディネーター資格試験の受験資格とは?
受験資格はありません。
どなたでも受験できます。
なお2次試験は、1次試験合格者のみ受験できます。
過去3年以内に1次試験に合格している方は、1次試験免除で2次試験を受験できます。
インテリアコーディネーターって役に立つの?その仕事とは?
現在は「インテリアコーディネーター」として仕事にしている方は多くありません。その多くが、住宅やインテリアに関する仕事の中で、「インテリアコーディネーター」の知識を活かして、自身の本業に付加価値を与えているのです。
家具・インテリア雑貨などで活躍
特に女性に人気なのが「家具・インテリア雑貨店」などで、商品購入者に対して、自宅のリビング等の演出を提案する仕事です。
提案する内容は取り扱っている商品に限定されますが、家具やインテリアを探しているお客さんは毎日訪れますので、数多くの方にインテリアコーディネートを提案することができます。
しかし、あくまでも「商品を売ること」がメインの業務になりますので、どうしてもお客さんとの付き合いは希薄になります。また、「コーディネート」は商品を売るための付加価値にしかなりませんので、「インテリアコーディネーター」としての収益を上げることは難しいでしょう。
リフォーム会社・住宅メーカー・工務店で活躍
お客様と深く、そして自由度の広い立場でコーディネートができるのが、「リフォーム会社・住宅メーカー・工務店」で活躍することです。
住宅の新規購入時や、中古住宅を購入してリフォームする場合など、ゼロからインテリアを考えることはとても大変です。
大抵のお客さんは、「こんな風にしたい」「こんなデザインを入れたい」といった希望を持っています。しかし、素人にはなかなかどう実現したらいいか分からないものです。
そこで、お客さんと打ち合わせを重ね、予算や家族構成などを考慮し、総合的にインテリアをプロデュースできるのが、この活躍の場のメリットとなります。
しかし、それらは本業の会社ではないため、人事配置などで自分が望まない仕事を命じられたり、小売店などに比べて件数が圧倒的に少なく、経験が積みづらいのがデメリットです。
インテリアコーディネーターで独立できる?
インテリアコーディネーターの活躍機会とは
住宅を取り巻く環境は年々大きく変化しています。
一昔前は「家を建てる」ということが一つのステータスでした。
昨今、住宅は「フローからストック」に変わり、「中古住宅をいかに活用するか」という時代になっています。
つまり、
古い住宅でも内装を工夫することにより住宅の価値を向上させる
ということになります。
これはまさに「インテリアコーディネーター」最大の武器であり、活躍機会になります。
そういった意味で、これから需要は拡大していくのではないでしょうか。
インテリアコーディネーターとしての独立
現在、インテリアコーディネーターとして独立している方は非常に少ないです。
それは、まだ「インテリアコーディネーター」という職業が浸透していないことが大きな要因です。
需要はあってもそれが消費者に認知されていない以上、独立しても顧客を獲得することは非常に難しいでしょう。
しかし、需要があることには変わりありませんので、「営業活動」「PR活動」しだいでは、市場を開拓することに意味はあると思います。
例えば、不動産仲介会社と連携し、住宅の購入者を紹介してもらったり、売出募集中物件のオープンハウスのインテリアコーディネートを請け負ったり、自身で活躍の場を広げることです。
苦労はあると思いますが、ぜひ独立の道も考えてみてはいかがでしょうか。
インテリアコーディネーターを検討する方におススメの資格
ホームインスペクターとのダブルライセンスで内側だけなく外側からも!
マンション管理士として管理・リフォームを極めよう!
賃貸不動産経営管理士で賃貸にも付加価値を!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
インテリアコーディネーターは住宅系の資格に分類されますが、デザイン・美術などのクリエイティブなセンスも求められる資格です。
決して難易度が低いわけではなく、取得するにもそれなりの努力が必要ですし、取得後も常に流行を追い求める必要があります。
ですが、活躍の場は広く、お客さんの「ワクワク」に関わることのできる素敵な資格でもあります。
住宅系に興味がある方やデザインなどに興味がある方は、ぜひ目指してみてください。