貸金業務取扱主任者ってどんな資格?就職先は?コンサルとして独立も!

貸金業務取扱主任者ってどんな資格?就職先は?コンサルとして独立も!

貸金業務取扱主任者の難易度は?

過去の合格率・合格者数推移

 

 受験者数は毎年1万人前後を安定的に推移しています。
 合格基準は、毎年合格率が一定になるように変動するタイプの試験で、6割程度が目安です。

 2015年以降から合格率が30%を超えており、少し基準が緩められたようです。

 

 

貸金業務取扱主任者試験科目

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貸金業務取扱主任者ってどんな資格?

資格の位置づけ

 貸金業務取扱主任者は、貸金業の規制等に関する法律に基づき国家資格です。

 貸金業法の対象となる「貸金業者」とは、クレジットカード会社のほか、消費者金融やサラ金なども含まれます。

 かつては悪徳なサラ金などの貸金業者が横行し、様々なトラブルを引き起こしていました。また、そのイメージからも想像ができると思いますが、反社会的勢力とのつながりも問題視されていました。

 そういった状況を背景に、2010年6月に従前存在していた民間資格を国家資格化する形で「貸金業務取扱主任者」制度が開始されました。

 貸金業法の中で貸金業務取扱主任者はその役割を、

(貸金業務取扱主任者の設置)
第十二条の三 貸金業者は(中略)当該営業所又は事務所において貸金業の業務に従事する使用人その他の従業者に対する助言又は指導で、これらの者が貸金業に関する法令の規定を遵守してその貸金業の業務を適正に実施するために必要なものを行わせなければならない。

 

 と定められています。

 つまり、貸金業務取扱主任者は貸金業者内におけるコンプラインスを遵守させるための「法務部門」の役割を果たすといえます。

 また、貸金業者における事業所・営業所ごとに、従業員50人当たり1人以上の貸金業務取扱主任者を設置しなければならないとされています。

 

 

貸金業務取扱主任者の受験資格とは?

 受験資格はありません。
 どなたでも受験できます。

 

貸金業務取扱主任者って役に立つの?その業務とは?

クレジットカード会社・金融機関などの審査担当として

 貸金業務取扱主任者にとってのメインフィールドが貸金業者となる「クレジットカード会社」や住宅ローンを行う「金融機関」です。

 貸金業務取扱主任者としての役割は「貸金業者の適正な業務の監視・指導」ですが、実務上は事業に関わる様々なことに携わります。

 その中でも最も資格の知識を活かせるのが「審査担当」です。

 貸金業者は、クレジットカードを作ってもらったり、融資を獲得するだけでは売り上げにはなりません。きっちり最後まで債権を回収し、利息や手数料で利益を得るのです。

 そのため利用者の資産や収入を適切に測り、回収可能性を厳密に見極める役割が必要となります。貸金業務取扱主任者試験で学習した知識を活かして、適切な「貸金業務」を履行することが可能です。

 

 

債権回収会社(サービサー)で貸金業務経験を活かす!

 サービサーとは、法務大臣の許可を受けた企業だけが行うことができる債権回収を業とする事業者です。
 金融機関などから債権回収の委託を受けたり、譲渡を受けることで回収を試みます。

 もちろん国の許可を受けた健全な会社ですので、恐い人を引き連れて回収を行うわけではありません。

 債務者と直接面談をして、定期的な収入があれば返済計画を立案したり、資産があればそれらを現金化するための手続きのサポートをします。
 また債務者と対面できないような状況においては、収入や資産状況を調べて差し押さえや競売の手続きを実行したり、弁護士や裁判所と連携して適正に回収をおこないます。

 法律に則り、適切かつ円滑に債権を回収するサービサーは、貸金業務取扱主任者試験での法律知識がとても役立ちます。

 サービサーへの就職活動において評価面でプラスに働くでしょう。

 

 

融資を得意とした経営コンサルタントとして

 「貸す側」の経験・知識を活かして、「借りる側」の支援を行うことも選択肢の一つです。

 中小企業やスタートアップ企業において、融資等の資金調達は命取りになってきます。
 貸金業務取扱主任者は融資の専門家として、「どういった状況であればいくらくらい融資が可能か」という判定を行うことができます。
 融資を申請するうえでの資料作成などを請け負うことでも力を発揮します。

 また金融機関とのコネクションがあれば、クライアント企業とのパイプ役も果たすことができるため、非常に重宝されることでしょう。 

 融資のほか、助成金・補助金の申請業務などを補助することもあります。

 

 

貸金業務取扱主任者で独立できる?

 貸金業務取扱主任者としての主な役割は「貸金業者」の管理・指導ですので、独立とは直結しません。
 しかし、クレジットカード会社やローン会社などでの業務経験があれば、それを活かした独立することは十分に可能です。

企業コンサルタントとして

 前述した「融資を得意とした経営コンサルタント」は、フリーランスや独立・開業しても活動可能です。
  当然、貸金業者とのコネクションが重要になってきますので、バックボーンが重要なのは言うまでもありません。

 また、相談に訪れる企業は、スタートアップや資金繰りに困った中小企業などが多いと思われますので、「融資」に関する相談以外にも悩みは多いはずです。

 経営・会計・税務・法務・人事・労務など、様々な資格や知識を習得することで、仕事の幅は広がります。

 以下におススメの資格を記載しますので、ぜひダブルライセンスを目指してみてください。

 

 

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おわりに

 いかがでしたでしょうか。
 今回は、貸金業に関する国家資格「貸金業務取扱主任者」をご紹介しました。

 私が子供のころ(約20年以上前)はいたる所に消費者金融やサラ金の看板が乱立していましたが、いまではすっかり見なくなりました。

 これは2000年頃から消費者金融トラブルが相次いだことや、2010年に当資格が国家資格として設立されたためだといわれています。

 「貸金業」と言われると少し怖いイメージがいまだにありますが、貸金業務取扱主任者はコンプライアンスを遵守する社会性の高い資格です。

 経営学にも生かすことのできる資格ですので、ぜひ受験を検討してみてください。

 

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