来店したお客様が居心地のいい雰囲気を作ったり、働く従業員が快適に働ける環境作りすることは、企業にとって非常に重要です。
そのための方法の一つとして、「USEN(有線)」を導入している企業は多いでしょう。
USENは基本的に、導入時に初期費用・工事費を支払ったあとは月額料金を支払うサブスクリプションの形態です。
今回はUSENにかかる費用の勘定科目・会計処理について解説していきます。
目次
USENにかかる費用とは?
USENは月額料金を支払うことで、JPOPやクラシック、洋楽など幅広い音楽を無制限に視聴できるサービスです。
導入時に、初期費用・工事費として数万円かかります。
そのため、以下の費用がかかります。
① 初期費用:3万円前後
② 工事費:2万円前後
③ 月額利用料:月数千円
では次からこれらの勘定科目を見ていきましょう。
USENにかかる費用の勘定科目は?
前述したとおり、USENには初期費用や工事費用がかかります。
本来、初期費用や工事費用は「長期前払費用」や「固定資産」として償却していくことが望ましいです。
ただUSENの場合、1件数万円程度と少額ですので、一括費用計上して問題ありません。
税務上も、以下の「ゴルフ会員権年会費」に関するQ&Aを準用解釈し、一括費用化して差し支えないものと思われます。
照会の年会費は、ゴルフ場の優先・割引利用といった役務提供を受ける資格を維持するために受領するものであり、月ごとに完了する役務提供の対価として受領するものではないものと考えられます。
また、このような年会費に係る税率については、会員から年会費の支払を受けるべきことが確定した時の税率が適用されます。
したがって、照会の年会費については、旧税率(8%)が適用されます。
(引用URL:平成 31 年(2019 年)10 月1日以後に行われる資産の譲渡等に適用される消費税率等に関する経過措置の取扱いQ&A【具体的事例編】 )
したがって、初期費用や工事費用も月額利用料と同じ科目で計上しましょう。
「事務用品費」「雑費」などの科目にするとよいでしょう。
まとめ:仕訳で確認
<例>
USEN開通にあたり、初期費用33,000円、工事費22,000円、4月額利用料3,300円を振込で支払った。
借方 | 貸方 | ||
事務用品費 | 53,000 | 普通預金 | 58,300 |
仮払消費税 | 5,300 |
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はUSENかかる費用の会計処理について解説しました。
月額利用料だけであれば非常にシンプルですが、初期費用や工事費用があると少し戸惑いますよね。
しかしUSENにかかるものは金額があまり大きくありませんので、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、ピッタリの科目が見つからない場合が多いと思いますので、販管費の中で汎用的に使える「事務用品費」「雑費」をおススメしました。
社内でしっかりルールを定めて、揺らぎのないようにすれば比較的どの科目でも問題ありません。
当サイトでは、他にも勘定科目や仕訳などの解説をしています。
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