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「宅建」は数ある国家資格の中でもトップクラスの人気を誇る超有名資格です。
宅建に関する難易度、仕事内容などはこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
基本的には「土地」「建物」の取引を専門に扱う、いわゆる「不動産屋さん」を営む上で必要となる資格です。
しかし、その活躍範囲は不動産業にとどまらず、金融業やファイナンシャルプランナー・税理士などの業務においてもその知識が活用できます。
そのため、毎年受験者数は20万人を超えています。
合格率は15~17%前後を推移しており、未経験者ですと半年から1年の学習が必要です。
学習方法は、独学かスクール受講か分かれるところです。
私は2011年に受験しましたが、独学で合格しました。
しかし相当な時間を費やし、かなり日常を犠牲にしました。
大学生や、仕事がそれほど忙しくない方であればいいですが、一般的な社会人ですと、お金を払って講座を受講したほうが、効率的に合格可能です。
私が受験したころは、TACや大原といった大手資格の学校がメインで、受講料が20万近くかかりました。
しかし最近では、オンラインスクールで非常に安価な講座が登場してきています。
そのひとつが「アガルートアカデミー」です。
今回は、アガルートアカデミー宅建士講座の合格率が高い理由・他社通信講座に比べたメリット・デメリットを詳細に調査しましたので、解説していきます。
「安いから」
という理由だけでこの難関資格の講座を決めるのは大変危険ですので、この記事を読んで、ご自身に合うか見極めてください。
目次
まず結論!アガルート宅建士講座はおススメできるのか?
結論としては、私の評定ではアガルート宅建士講座は10講座中2位とさせていただいております。
他の予備校・オンラインスクールとの比較は以下の記事をご覧ください。
ポイントは、
- 価格の割りに講義動画充実している(長さ)
- 通信講座なのに紙テキスト・一方で電子に弱い
- 新興の通信講座の中でも低価格
この辺りになります。
なお宅建試験のアガルートアカデミー通信講座を検討するにあたって、必ず、
の通信講座と比較するようにしてください。(上記テキストから各講座の分析記事にリンクします)
ではここから詳細を解説していきます。
大手資格予備校に比べて安い理由
① 価格を比較してみた
こちらは2023年9月時点のアガルートアカデミー宅建士講座のカリキュラムです。
講座は1パターンで価格は「43,824円」となっています。
TACの講座は安価のもので約16万円(本記事執筆時点)ですので、その安さがよく分かります。
また、他の通信講座と比較してみましょう。
アガルートの「入門総合カリキュラム」と同等カリキュラムの他社通信講座価格は以下のとおりです。
<通信講座価格>
アガルート:43,824円
スタディング:23,430円
フォーサイト:69,800円
資格スクエア:66,000円
LEC:154,000円
私が宅建試験通信講座のおススメ第1位にしているスタディングには劣りますが、アガルートもかなり安いですね。
② 講義時間を比較してみた
いくら価格が安くても、質が低いでのは意味がありません。
講義の質は比較しづらいため、講義動画の時間で比較してみました。
<動画講義の時間>
アガルート:66時間(基礎講義35時間+過去問解析講義19時間+総まとめ講座11.5時間)
スタディング:31時間(基礎講義31時間)
フォーサイト:18.5時間(基礎講義12.4時間+過去問講義4.7時間+直前対策講座1.5時間)
LEC:176時間(基礎講義115時間+演習講義45時間+直前対策講義16時間)
※プレミアム合格フルコース
いかがでしょうか?
アガルートの通信講座は、大手のLECに比べると半分以下ですが、新興の通信講座会社の中では長めです。
もちろん「講義時間が長ければよい」というものではありません。
できるだけコンパクトに必要十分な情報を得られることがベストです。
特に宅建は「過去問演習を少しでも多く繰り返すこと」が最適な学習方法だと言われています。
講座はあくまでもインプットの学習効率を高めるために受講するものであって、講座でないと学習できないような試験内容ではありません。
なるべく短い時間でインプットを終わらせ、あとは自分で過去問演習を繰り返すのが理想的です。
ですのでこのデータからは、
少なくともアガルートアカデミーが「価格が安い=手抜き」ではない
ということを理解していただければと思います。
アガルート宅建士講座の特徴は?
価格が安いから質が低い、ということではないということは理解いただけたかと思います。
ではここから本題で、アガルートアカデミー宅建士講座の良いところ・悪いところを分析しましたので、解説していきます。
下表はアガルートの宅建士講座に向いてる人・向いていない人の特徴です。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
テキストは馴染みのある紙派 | テキストは持ち運びに便利な電子書籍派 |
理解力がないので基礎講義に時間を取りたい | 講義は最小限にして、過去問をひたすら繰り返したい |
カリキュラムはある程度決められていたほうがいい | 自分でカリキュラムや進め方は決めたい |
結論から見るとこのように分けられるのですが、その理由をこれから詳しく解説していきますね。
アガルートの宅建士講座の合格実績は?
講座選びにおいて、カリキュラムや教材ももちろん大事ですが、何より「合格実績」は気になりますよね。
いくら、
「講師が素晴らしい」「講座が分かりやすい」
とPRしていても、実績がないと説得力がありません。
さて、2020年10月に実施された令和元年度宅建試験、
アガルートの合格率は43.3%です!
全国平均が16.8%ですので、驚異の2.58倍です。
もちろん、講座は学習スタイルや講師などが自分に合うかどうかが重要ですので、合格率だけでは語れません。ですが、「確かな実績がある」というのは、まず講座選びにスタートラインには立ったのではないでしょうか。
この後のメリット・デメリットの解説を読んでいただき、ご自身に合うようであれば、実績は申し分ないと思って問題ないでしょう。
アガルートのカリキュラムは?
アガルートの初学者向け講座は以下のとおりです。
アガルートの初学者向け講座は1パターンしかありませんので、悩む必要がありません。
入門総合講義(インプット)から過去問解析講座・模擬試験(アウトアップ)まで、しっかりと講義動画が用意されていますね。
入門カリキュラムの特徴は以下のとおりです。
- 他社通信講座に比べて、比較的長めのインプット講義
- 過去の出題傾向から厳選された300問の過去問演習講座
- 総まとめ講座で、終盤に理解の整理ができる
- 模擬試験は解説動画つきで1回分付属
- テキストは単元ごとに収録
低価格ですが、インプットからアウトプットまで穴はありません。
アガルートの教材は?
アガルートの教材の特徴は、通信講座でありながら「紙媒体」のテキストが標準付属である点です。
実は通信講座専門の場合、紙媒体のテキストが付属していることは珍しく、電子媒体がほとんどです。
紙媒体があったとしても有料オプションだったりするため、紙媒体というのは貴重だったりします。
その他、アガルートの教材の特長・メリットを書いていきます。
① テキストがフルカラーの紙媒体
アガルートのテキストサンプルが↓こちらです。
前述したとおり、アガルートの公式テキストは紙媒体ですので、電子が苦手な方にとっては非常にメリットですね。
さらにフルカラーですので、宅建初学者や不動産業界で働いた経験がない方にも分かりやすいですね。
その他、以下の特徴があります。
- フルカラーでわかりやすい
- 講師が作成しているため、講義とリンクしている
- ツラツラと解説を並べず、問題の解法やヒントなども本文近くに載せることで、情報を集約
- 図表を豊富に使用して、読み直しの少ない分かりやすさ
② 2名の講師による分かりやすい講義動画
アガルートアカデミーの講師陣は、明るさと聴き取りやすい口調の講義に定評があります。
宅建講座も例外ではなく、小林講師・林講師による講義がとても分かりやすいです。
<入門総合講義担当>
<過去問解析講座・総まとめ講座・模擬試験担当>
引用:アガルート公式HP(入門総合カリキュラム)
メインとなる入門総合講義と、アウトプットの講義が別の講師というのは、賛否両論あるとは思います。
しかし、「過去の傾向」が大切な宅建試験において、様々な意見・角度から学習することは結構重要だったりします。
ですので、講師が前後半で分かれるというのは、ある意味でアガルートの武器かもしれませんね。
とはいえ、講義については好みがあると思います。
Youtubeに講義動画のサンプルが掲載されていますので、必ず事前にチェックしておきましょう。
私も経験ありますが、「購入してみたけど、口調や語り口の相性が合わない…」
というのは、学習において最悪です。しっかり事前に確認しましょう。
<小林講師>
<林講師>
いかがでしょうか。
二人とも、過去には大手予備校での講師経験もあり、実績は申し分ないと思います。
話し方や語り口に問題がなければ、アガルート宅建講座を受講してみるといいでしょう。
アガルートの学習戦略は?
どの資格でも、どこのスクール・講師でも、それぞれ「学習戦略」があります。
この「学習戦略」がどのスクールを選択するかにおいて、非常に重要です。
しかし宅建試験については、歴史が長く、受験者数も多い試験ですので、研究されつくされています。
私の調査によると、アガルートも例外ではなく、その学習戦略は王道パターンでした。
以下に解説していきます。
満点を狙わず、7割目標で頻出ポイントを重点的に学習!
宅建試験では、合格率が一定になるよう、合格点が毎年変動します。
過去の傾向から、正答率7割(36点)が一つの目安になっているのです。
宅建の試験科目は、以下の4科目で構成されていますが、
いずれの科目も、満点を取ろうと思うと、かなりマニアックな知識が求められます。
一方で、いずれも過去問をしっかりマスターできれば、全体で7割は獲得可能です。
そのため、アガルートでは決して満点は狙わず、「まず7割」を基準に学習していくことにしているのです。
点数を取りやすい科目に重点を置く!
全体で7割を目指しますが、科目別には学習範囲・難易度に応じて比重を変える必要があります。
アガルートでは、
- 民法など :7~8/14点(約5割)
- 法令上の制限:6 /8点(約8割)
- 税・その他 :5~6/8点(約7割)
- 宅建業法 :16~17/20点(約8割)
を目標にしています。
具体的には、
理解しやすく出題数の多い宅建業法で高得点を取り、試験範囲が広く複雑な民法は5割をキープする
という方針です。
この学習方針は、アガルートに限らず、ほとんどのスクール・書籍・受講生が提唱しています。
科目ごとの攻略法を公開
アガルートではHPに科目ごとの攻略法をコラムとして公開しています。
受講を検討する方は、ぜひ事前に目を通しておいてください。
アガルートの特典・割引は?
アガルートには、様々な合格特典や割引制度があります。
しかし、残念ながら宅建講座に合格特典はありますが、割引制度はありません。
元々が安いので仕方ないですね。
ここでは、合格特典について解説します。
① 合格者返金・お祝い金制度
アガルートの宅建講座を受講し、試験に合格すると以下の特典があります。
<特典利用の条件>(すべて満たす必要があります)
① 合否通知書データの提出
② 合格体験記の提出
③ 合格者インタビューの出演
④ 以下の講座が対象
▼入門総合カリキュラム
▼演習総合カリキュラム
<特典内容>
1万円or受講料全額返金
皆さん合格するつもりで頑張りますが、合格したら受講料がそのまま返金されるとなると、さらにモチベーション上がりますね!
もちろんインタビューに出演してWEBメディアなどに掲載はされると思いますが、それに抵抗がなければ非常にうれしいですよね。
アガルートの欠点・デメリットは?
ここまで、アガルートアカデミーの宅建講座のメリットを中心にお伝えしてきました。
当然どの会社の資格講座であっても「メリット」はアピールするのでよくわかります。
しかし「デメリット」はあまり語られないので、
口コミに乗せられて受講してけど、こんなはずじゃなかった!
ということがよくあります。
そこで今回は、デメリット・欠点についてもしっかり触れていこうと思います。
宅建士に限らず、数々の講座と比較したデメリット・欠点です。
このデメリットや欠点を見ても、「許容できる」と思えるのであれば、アガルートの宅建講座を選択して問題ないでしょう。
① 紙媒体はある反面、電子テキストに対応していない!
「紙媒体に対応している」
という点をメリットとしてお伝えしました。
その一方で、「電子媒体に対応していない」のです。
効率重視で学習できるはずの通信講座で、電子テキストがないというのは大きなデメリットです。
つまり、常に紙のテキストを持ち歩かなければならないのです。
いまや私たちは常にスマホをポチポチする生活をしています。
そのため、電車の中や休み時間にスマホをいじる感覚で、テキストを開ければ、非常に効率的なのに…。
② テキストだけでなくeラーニングにも対応していない
資格マニアからするとこれもかなり痛いです。
なんだかんだ言っても、どんな資格試験も合格するためには「過去問を繰り返す」というのが何よりも重要です。
その繰り返し学習のツールとして、「スマホで過去問が解けない」というのは非常に大きい。
アガルートの講座では紙媒体の問題集しかありませんので、こちらも常に持ち歩く必要があります。
③ 値段重視だとスタディングに劣る
アガルートアカデミーの通信講座は、かなり安価な部類です。
<通信講座価格>
アガルート:43,824円
スタディング:23,430円
フォーサイト:69,800円
資格スクエア:66,000円
LEC:154,000円
しかし、完全な価格重視の方にとっては、「スタディング」に勝てません。
↓の記事でも解説していますが、スタディングは安いだけでなく、講義もしっかりしていて、かつeラーニングにめっぽう強いです。
そのため、価格では勝てないのがアガルートの欠点といえます。
まとめ―アガルートの宅建講座に向いてる人・向いていない人
いかがでしたでしょうか。
講座選びには「メリット・デメリット」をしっかり把握することが失敗しないコツです。
今回解説した内容から、宅建試験勉強にアガルート講座が向いている人・向いていない人の特徴をまとめました。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
テキストは馴染みのある紙派 | テキストは持ち運びに便利な電子書籍派 |
理解力がないので基礎講義に時間を取りたい | 講義は最小限にして、過去問をひたすら繰り返したい |
カリキュラムはある程度決められていたほうがいい | 自分でカリキュラムや進め方は決めたい |
「向いてる人」に当てはまる方は、いますぐアガルートの講座を申込みましょう!
向いていない人は、他の宅建講座情報をまとめていますので、↓の記事をご覧ください!
なお、「電子テキスト派」「ギリギリまで安い方が良い!」という方は、スタディングの宅建講座がおススメです。
スタディングの宅建講座ついては以下の記事を参考にしてください!