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中小企業診断士は経営に関する専門家としての知識を有することを証明するための国家資格です。
「中小企業診断士」を名乗れることで、コンサルタントとしての評価が上がり、活躍の場が増えます。
そのため、毎年1次試験だけで1.5万人余りの方が受験している大人気資格です。
一方で、1次2次を合わせると、合格率4%前後という超難関資格でもあります。
これほどの難易度ですので、学習期間は最低1年はほしいところではあります。
さらに独学での合格は非常に難しく、ほとんどの受験者が予備校・オンラインスクールでの講座を受講しています。
中小企業診断士講座は、10年ほど前までは大手予備校くらいしか選択肢がなく、20万円を超えていました。
しかしここ数年で、「通信講座会社(オンラインスクール)」が続々と誕生し、安いうえに最新の技術・eラーニング等が活用されています。
そのひとつが「フォーサイト」です。
今回は、フォーサイトの中小企業診断士の特徴・他社通信講座に比べたメリット・デメリットを詳細に調査しましたので、解説していきます。
「安いから」
という理由だけでこの難関資格の講座を決めるのは大変危険ですので、この記事を読んで、ご自身に合うか見極めてください。
目次
いきなり結論!フォーサイトの中小企業診断士講座はおススメできる?
まずは結論です!
主要な中小企業診断士講座9社のうち、フォーサイトを2番目におススメしています!
別で中小企業診断士講座9社の比較・解説をしているので、こちらも併せてご覧ください。
フォーサイトの特長は、
- 過去問などのアウトプットの効率性を重視したeラーニング「ManaBun」
- 講義も演習もスマホ一つで完結!
- 基礎講座を短めに、過去問演習に時間を割くアウトプット重視カリキュラム
- 大手予備校と比べて3分の1程度の低価格
という点が挙げられます。
eラーニングが強く、低価格のフォーサイトを1位にしていないのには、アガルートの強さがあります。
アガルートアカデミーは、
- 講義時間が圧倒的に違う
- 紙学習派(テキスト・問題集)には根強い人気
といった特徴があります。
とはいえ、好みの問題であってアガルート・スタディング・フォーサイトの3社はどこもおススメできます。
フォーサイトは、eラーニング「ManaBun」をはじめ、マンガや体験記など付録も充実しています。
各社の特徴を当サイトでしっかり理解して、ご自身に合った講座を選んでください。
そのため、スタディングの講座・アガルートアカデミーの講座もチェックすることをお勧めします。
さてここから本題、フォーサイトの詳細を以下に書いていきますので、じっくり他社講座と比較・検討してみてください。
価格を比較してみた
こちらは2023年9月時点のフォーサイトの中小企業診断士講座のカリキュラムです。
1・2次対策講座に模擬試験も付属したバリューセットで「77,800円」という価格です。
フォーサイトの「バリューセット2」と類似カリキュラムの講座価格は以下のとおりです。
<通信講座価格>
フォーサイト:77,800円
アガルート:107,800円
スタディング:63,800円
LEC:264,000円
TAC:295,000円
このように、フォーサイトの通信講座は大手予備校に比べると3分の1程度です。
新興のオンラインスクールは全体的に安価で、アガルート・スタディングもフォーサイトと同等です。
▼ アガルート中小企業診断士講座の詳細分析記事はこちら
▼ スタディング中小企業診断士講座の詳細分析記事はこちら
資格試験に慣れていないと、「高くても大手予備校でないと不安…」という方も多いと思います。
しかし、大手予備校・新興のオンラインスクール両方を経験した私からすると、圧倒的にオンラインスクールの方が良いです。
値段もさることながら、Web学習にコミットしているため、学習効率が高くなります。
いまとなっては大手を選択する理由がありません。
講義時間を比較してみた
価格がここまで安いと、「質が低いから安いんじゃない?」と思われるかもしれません。
講義の内容は後ほど解説しますが、まずは講義動画の時間で比較してみましょう。
<動画講義の時間>
フォーサイト:56時間(基礎講義56時間)
アガルート:128時間(基礎講義128時間)
スタディング:161時間(基礎講義113時間+過去問講義48時間)
LEC:280時間(112回×1コマ150分)
※1次2次プレミアム合格コース
TAC:250時間(100回×1コマ150~180分)
※1・2次ストレート本科生
講義時間だけ見ると、他の通信講座に比べてかなり短めです。
これをどう見るかは、講座選びには非常に重要です。
<悪く言えば>
▼ 他社に比べるとボリュームが少ない
▼ 大事なところが抜けてるのではないか
▼ 解説が浅くて理解しきれないのではないか
<良く言えば>
▼ 通学講座の録画ではなく、通信用収録のため動画に無駄が少ない
▼ 合格に必要な内容に厳選されているため、無駄が少ない
▼ 講義は最低限で、問題演習(eラーニング)に時間を割ける
フォーサイトは「時短学習」にコミットしているため、
あえて講義時間を最小限にしぼり、
充実した問題集アプリ・過去問アプリでアウトプットに時間を割く
という仕組みになっています。
基礎講義(インプット)の長さについては好みがあります。
という方にとっては、長すぎる基礎講義は逆効果ですし、
という方にとっては、基礎講義が短いと物足りなく感じるでしょう。
勉強スタイルは人それぞれです。自分に合った講座を選択するようにしてください。
中小企業診断士にフォーサイトが向いてる人・向いてない人
フォーサイトの中小企業診断士講座が、
- eラーニングをはじめとした過去問演習に強い
- 基礎講義はコンパクト
という特徴があることをザックリご理解いただけたかと思います。
下表はフォーサイトの中小企業診断士講座に向いてる人・向いていない人の特徴です。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
それなりに安ければあとは内容重視 | 少しでも価格が安い方がいい |
講義は最小限にして、過去問をひたすら繰り返したい | 理解力がないので基礎講義に時間を取りたい |
自分に合ったスタイルの講座を受講したい | 大手志向がある |
結論から見るとこのように分けられるのですが、その理由をこれから詳しく解説していきますね。
フォーサイトの中小企業診断士講座の合格実績は?
講座を選ぶなら合格実績があって、合格率が高い講座を選びたいですよね。
通信講座によっては、過去の受講生合格率が公開されています。
しかし残念ながらフォーサイトの中小企業診断士講座は、開講間もないため実績が公開されていません。
フォーサイトは、他の講座では合格率を公開しているため、今後数年実績を上げれば、いつか公開してくれるでしょう。
フォーサイトの中小企業診断士講座の口コミは?
受講者の口コミはどうでしょうか。
こちらも残念ながら中小企業診断士は公開されていません。
とはいえ、フォーサイトのカリキュラム・教材・eラーニングシステムなどの学習スタイルは、他講座と共通です。
社労士講座の「合格者インタビュー」を貼っておきますので、参考にしてみてください。
フォーサイトのカリキュラムは?
フォーサイトの初学者向け1次・2時対策のバリューセット2教材は以下のとおりです。
テキストや問題集以外にも、学習に役立つ付録ツールが充実しているのがフォーサイトの特長です。
特に、「戦略立案編」は他資格の合格者からの評判よく、非常に便利だそうです。(詳細は後ほど説明します。)
さて、フォーサイトのカリキュラムの中で、私が重要だと思う特長はこちらです。
<私が重要だと思う特長!>
(1) フルカラーで理解しやすいテキスト
⇒記憶に残りやすいから短めの講義でもバッチリ!
(2) Web講座
⇒スキマ時間学習に必須!
(3) オリジナルeラーニング「ManaBun」が優秀!
⇒講義・テキスト・問題集・学習管理までアプリで完結するのは強いです
(4) オリジナル模試付き
⇒過去問だけだと「慣れてしまう」ため、オリジナルは重要!
(5) 通学講座の録画ではなく、専用録画だから無駄がない
⇒通学講座の録画だと、無駄な時間が多い
フォーサイトはオンラインスクールの中でも特に時短学習に強いです。
▼ スマホでも見やすい文字の大きなテキスト
▼ 基礎講義が短いため、ManaBunでアウトプットに集中できる
働きながら1年以上も勉強しなければならない当試験において、ManaBunのようなeラーニングツールは非常に重要です。
スマホやタブレットをよく使う方にとっては、ピッタリの講座になるでしょう。
では、フォーサイトのカリキュラムの詳細を以下に書いていきます。
① 基礎講座の前に付録でイメージ作り&学習戦略作り!
中小企業診断士は1年以上学習期間が必要な超難関資格です。
そのため、闇雲に学習を進めると、途中で挫折してしまい大変危険です。
フォーサイトの講座では学習にあたり、全体像を掴んだり、モチベーションを高める工夫がなされています。
- まずはマンガで合格後のイメージをもって学習意欲アップ!
- 合格体験記で先輩の学習スタイルを吸収!
- 戦略立案編で計画的に学習スタート!
② 基礎講座 ⇔ 過去問講座 ⇒ 直前対策講座の学習スタイル
フォーサイトの中小企業診断士講座のカリキュラムは、
- 基礎講座で知識をインプット ⇒ 毎回の確認テストで定着
- 過去問講座でアウトプット ⇒ 分からないところは基礎講座に戻って復習
というスタイルです。
資格試験においては、これが王道スタイルです。
フォーサイトも例外ではありません。
その中でも特にフォーサイトのインプットの部分を最小限に抑え、できるだけアウトプットを数多くこなせるような作りになっています。
インプットに時間を掛けすぎるあまり、過去問演習に時間を割けずに失敗する
ということは、資格試験に慣れていないとありがちなパターンです。
フォーサイトのカリキュラムであれば安心ですね。
③ フルカラーで「記憶に残る」テキスト
フォーサイトのテキストは、フルカラーでかつ図表やイラストをたくさん使用しているため、法律の固い知識も記憶に残りやすいと評判です。
テキストのサンプルをご覧ください。
いかがでしょうか。
とても超難関の中小企業診断士テキストとは思えないほど、カラフルで絵や表が豊富です。
難関資格の学習は、どうしても難解な用語の文字ばかり並んでいて、うんざりしてしまいますよね。
フォーサイトのテキストなら、その心配も半減しそうですね。
他資格講座の受講者の口コミでもフォーサイトのテキストは大好評で、この教材だけでも受講する価値ありです!
④ オリジナルeラーニングシステム「ManaBun」
フォーサイトを選ぶメリットで非常に大きいのがこの「ManaBun」です。
通信講座のメリットは「どこでも学習できる」という点です。
10年ほど前までは「自宅のパソコンの前」が通信講座の学習の場でしたが、いまはスマホやタブレットによりどこでも学習可能になりました。
そういった環境をうまく活用できるかは、講座選びにおいて非常に重要です。
通信講座でも、テキストや問題集が紙媒体では活用できているとは言えません。
フォーサイトの「ManaBun」では、
- 講義動画の視聴
- フルカラーテキストの閲覧
- ゲーム感覚でできる確認テスト
- メール質問
- 学習スケジュール・進捗管理
がスマホ一台でできてしまいます。
つまり、通学でやりたいことも全部できちゃうということです。
通学講座で学校に行く時間がもったいないくらい、ManaBunで完結してしまいますね。
フォーサイトの講師は?事前にサンプル動画を視聴しましょう!
フォーサイトの中小企業診断士講座は、「黒澤佳子講師」による講義です。
黒澤講師は中小企業診断士の他、
- CFP
- 証券外務員
を保有する、金融のスペシャリストです。
実力は間違いなさそうですので、あとは話し方などを確認しておきましょう。
YouTubeにサンプル講義があります。
動画をご覧いただいて分かるように、
- ゆっくりしたテンポの口調
- やや高音のトーン
- ペンで画面を指差しながら解説
が特徴的ですね。
講座選びには講師の話し方やテンポ、声のトーンなど相性が非常に重要です。
YouTubeで黒澤講師のサンプル講義を必ず事前に視聴してみてください。
フォーサイトの特典・割引は?
フォーサイトには、合格特典や割引制度があります。
① 合格者にamazonギフトカードプレゼント!
本試験に合格された方には、amazonギフトカードがもらえます。
<特典内容>
amazonギフトカード2,000円分
<適用条件>
以下の条件をすべて満たした方が対象です。
- 本試験での合格
- eラーニング「ManaBun」にて挑戦状を提出
- 合格後、アンケートと合格体験記を提出
金額的には大したことはありませんが、合格後のモチベーションとしては上がりますね。
フォーサイトの欠点・デメリットは?
フォーサイトの特長・メリットはご理解いただけましたでしょうか。
テキスト・問題演習までスマホ完結する点や、ManaBun(eラーニング)が活用できる点など、様々な特徴がありました。
一方で、どんな講座にもデメリットも存在します。
フォーサイトも例外ではありません。
個人個人、受講スタイルや選ぶ基準に違いがあります。
ある人にとってのメリットは、他の人にとっては欠点かもしれません。
各社のメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで講座を選ばなければなりません。
この章では、フォーサイトの中小企業診断士講座の欠点・デメリットを書いていきます。
このデメリットや欠点を見ても、「許容できる」と思えるのであれば、フォーサイトの中小企業診断士講座を選択して問題ないでしょう。
① 講義動画の時間が他社に比べると圧倒的に短い
フォーサイトの講義動画は、基礎講義は56時間です。これは、通信講座ライバル他社に比べるとかなり短めです。
<動画講義の時間>
フォーサイト:56時間(基礎講義56時間)
アガルート:128時間(基礎講義128時間)
スタディング:161時間(基礎講義113時間+過去問講義48時間)
LEC:280時間(112回×1コマ150分)
※1次2次プレミアム合格コース
TAC:250時間(100回×1コマ150~180分)
※1・2次ストレート本科生
確かにLECやTACなどの大手予備校に比べると通信講座業界は全体的に短いです。
しかしフォーサイトは、通信講座(アガルート・スタディング)と比べても圧倒的に短いです。
もちろん講義が長ければ良いという訳ではありません。
むしろベストは「短い講義で必要な知識を習得すること」です。
フォーサイトはこの講義時間で、非常に高い合格率を誇っています。
これは、
- 無駄のない講義
- アウトプットに重点を置いたカリキュラム
があってこそです。
しかし、
という方々にとっては講義時間が短いのは欠点と言えるでしょう。
② 大手予備校に比べると安いけど・・・!
フォーサイトは、中小企業診断士講座が両方付属したバリューセットで税込76,780円ですので、大手3社の3分の1程度の価格です。
<通信講座価格>
フォーサイト:77,800円
アガルート:107,800円
スタディング:63,800円
LEC:264,000円
TAC:295,000円
しかし、アガルートはさらに上を行きます。
ただ、フォーサイトには、アガルートにはない長所がたくさんあります。
- eラーニングシステム「ManaBun」
- 分かりやすいと評判のフルカラーテキスト
- マンガや戦略編などの付属資料
これらの特徴が備わっていて、この価格というのは十分安い部類です。
しかし、学生の方や金銭面をできるだけ抑えたい方は、少しでも安い講座が良いと思います。
まだ新しいため未知数!
フォーサイトの中小企業診断士講座は2018年に開講されたばかりの講座です。
そのため、合格実績や口コミがほとんどありません。
講座を選ぶうえで、過去の実績や受講者の意見はとても大事です。
新しいからダメ!
ということはありませんが、抵抗がある方も多いと思います。
以上が、フォーサイトの欠点やデメリットです。
もちろん人によっては「それはデメリットではない」というものもあると思います。
ひとそれぞれの学習スタイルと照らし合わせて、問題がなければ、フォーサイトの講座を選んでみてもいいのではないでしょうか。
まとめ―フォーサイトの中小企業診断士講座に向いてる人・向いていない人
いかがでしたでしょうか。
中小企業診断士試験は、合格率1次2次合わせて4%程度という超難関試験であるため、慎重に講座を選んでほしいと思います。
フォーサイトの中小企業診断士講座は、eラーニング重視です。
効率的に学習を進めたい方にとっては有効な講座です。
一方で、動画講義の時間が短いなど、人によっては合わない場合もあるでしょう。
しっかりと自分の学習スタイルを見極めて選択してください。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
スマホやタブレットで学習したい | 少しでも価格が安い方がいい |
講義は最小限にして、過去問をひたすら繰り返したい | 理解力がないので基礎講義に時間を取りたい |
自分に合ったスタイルの講座を受講したい | 大手志向がある |
「向いてる人」に当てはまる方は、いますぐフォーサイトの講座を申込みましょう!「思い立ったらすぐ行動」が合格への秘訣です!
「ちょっと自分には合わないな~」という方は、他の中小企業診断士講座情報をまとめていますので、↓の記事をご覧ください!
また、私のおススメする
の中小企業診断士講座の詳細もまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。