【PR】当記事にはプロモーションが含まれています
中小企業診断士は、経営コンサルタントとして中小企業を支えることを期待された国家資格です。
独占業務はないものの、他の資格と異なり業務範囲が、
「経営・会計・税務・法務・人事・労務・ITシステム」など多岐に渡るため、非常に難易度の高い試験になっています。
合格率は一次・二次それぞれ20%前後ですので、全体としては4~5%程度ということになります。
税理士試験のように科目合格制度があるため、3年かけて合格すればよいのですが、資格試験において時間をかけすぎることは推奨できません。
コスト的にもキャリア的にも「無駄」になります。
資格はあくまでも「資格」でしかありません。
大事なのは「資格を活かしてなるべく多くの経験を積むこと」です。
できるだけ早く、豊富な経験を積むためには、多少お金をかけても講座を受講すべきかと思います。
ただし、「高い講座を受講すればいい」というわけではありません。
中には広告費やブランド料で高額になっている予備校・スクールもあります。
今回は、現在開講している5つの講座の特徴から、どの講座があなたにとって最適な選択か、解説していきたいと思います。
中小企業診断士の難易度や合格後の仕事ついては↓の記事でご紹介しています。
目次
主要9社を徹底比較まとめ
おススメ順位! | 学校名 | 受講形態 | 1・2次講座費用(税込) | 強み | 弱点 | 管理人おススメ度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | アガルートアカデミー | 通信 | 107,800円 | ・価格が安い ・通信だが紙テキスト | 電子テキスト・演習未対応 | ★★★★★ |
2位 | フォーサイト | 通信 | 77,800円 | ・価格が安い ・eラーニングに強い | 新しいため実績が少ない | ★★★★★ |
3位 | スタディング | 通信 | 48,400~63,800円 | ・最安値 ・eラーニングに強い | 効率重視なのでじっくり派には不向き | ★★★★★ |
4位 | クレアール | 通信 | 116,000~145,000円 | 教育機関としては長い | 通信の中では高額 | ★★★☆☆ |
5位 | KEC | 通学・通信 | 272,880~492,800円 | 1974年設立の老舗企業 | 校舎が東京・大阪・福岡に計4校しかない | ★★☆☆☆ |
6位 | LEC東京リーガルマインド | 通学・通信 | 264,000~308,000円 | 最大手の安心感 | 時間・費用が掛かる | ★★☆☆☆ |
7位 | 資格の学校TAC | 通学・通信 | 295,000~380,000円 | 最大手の安心感 | 時間・費用が掛かる | ★★☆☆☆ |
8位 | 日本マンパワー | テキスト(一部通信) | 79,200円 | 公式「養成講座」実施機関 | テキストのみなので独学と変わらない | ★☆☆☆☆ |
9位 | ユーキャン | テキスト | 休校中 | 講座開講30年以上 | テキストのみなので独学と変わらない | ★☆☆☆☆ |
※当記事で掲載している価格・内容は執筆時点のものです。最新の情報は各社HPからご確認ください。
<各通信講座のカリキュラムまとめ>
通信3強!通学派でなければ3社から選ぼう
中小企業診断士試験は難関ではありますが、法律系と違い、独学でも理解できる部分が大きいです。
また、作図・技術系資格と違い、机に向かわないと勉強できないようなものでもありません。
そのため、講座を利用しつつもなるべく「スキマ時間を使った効率的な学習」をすべきです。
すると必然的に「通信講座」が推奨されてきますね。
特に中小企業診断士は、1次・2次のカリキュラムで比較すると、
TACやLECといった大手予備校とアガルートやスタディングといったオンラインスクールでは、3倍以上の金額差があります。
通学・通信と数々の資格講座を受講してきた私の経験上、同じ資格講座において受講料3倍の差があるということはまずあり得ません。
身も蓋もありませんが、資格合格に必要なのは個人の努力が8割です。
残りのわずか2割に高額を費やすのはいかがなものでしょう。
通信講座は講座時間が短いように見えますが、大人数の講義と違って無駄がないため、必然的に短く済みます。
その分、各社得意のeラーニングで演習に時間を割けるのです。
そのため、当記事では新興のオンラインスクールを上位にランキングしています。
忙しい方のための上位3講座の比較!
このあと、全9講座の特徴を詳細に解説していきます。
が、「上位だけ知りたい!」という方のために、上位3位の特徴をチャート形式にまとめましたので、参考にしてください。
<各講座の詳細分析記事はコチラ>
上位3講座については、おススメ度にほとんど差がありません。
というのも、各社特徴が全く違うため、人それぞれの学習スタイルで選ぶべきだからです。
各講座の特徴はこの後、解説していきますので、しっかり確認して選んでいただければと思います。
①位!! アガルートアカデミー
アガルートアカデミーの特徴
アガルートアカデミーは2013年に設立された比較的新しいオンラインスクールです。
大手と比較して、通信講座業界ならではの安価な価格設定ですが、講義時間がしっかりしていることが特徴です。
また、通信講座業界には珍しく、紙のテキスト・問題集で学習を進めるタイプです。
「通学はできないけど、スマホやタブレットでの学習には抵抗がある」
という方に人気がある学習スタイルです。
<アガルートアカデミーの強み>
① スマホ視聴・音声講座などスキマ時間を活かした勉強法
② 合格者全額返金・合格祝い金などの制度が充実!
③ 独学でも理解しやすいフルカラーテキスト
④ 紙媒体のテキストが送られてくる
⑤ 最大3倍速での音声講座など「時短学習」に徹底コミット
⑥ 講義は音声ダウンロードも可能
<アガルートアカデミーの弱点>
① まだ新しいため情報が少ない
② 問題集がスマホに対応していない(紙の問題集を持ち歩かなければならない)
アガルートの詳細分析記事はこちら。
カリキュラム
※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
「講義+問題集」というシンプルなカリキュラムです。
3種類の講座の違いも、
「1次のみ・2次のみ・1次2次両方」という違いなので分かりやすいですね。
価格も他の通信講座同様、大手予備校の半額以下で、チャレンジしやすい価格設定になっています。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通信:Web通信講座
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 紙媒体・電子どちらも対応したフルカラーテキスト
② 講座はストリーミング視聴(8段階の倍速機能)
③ 音声ダウンロード対応
④ facebookで無制限の質問対応
参考・引用:アガルート公式HP(中小企業診断士トップ)
②位! フォーサイト
フォーサイトの特徴
数々の通信講座を開講している「フォーサイト」
2018年に待望の「中小企業診断士講座」を開講しました。
他資格の講座と同様、フォーサイトは講義時間が短めです。
その分、ManaBunなどのeラーニングシステムを駆使して、アウトプット(演習)に時間をかけられるような工夫がされています。
新しい講座でまだまだ実績はありませんが、アウトプット重視で効率的に合格を目指したい方には非常におススメなのがフォーサイトです。
<フォーサイトの強み>
① さすがのリーズナブルな価格設定
② アプリでeラーニングができるためいつでもどこでも学習できる
③ 独学でも理解しやすいフルカラーテキスト
⑤ オリジナルeラーニングシステム「ManaBun」が優秀
<フォーサイトの弱点>
① 講義時間が短め
② 開講間もないため実績がほとんどない
フォーサイトの詳細分析記事はこちら。
カリキュラム
※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
講座は、
- 1次のみ
- 2次のみ
- 1次+2次
という3パターンです。
講義は短いですが、演習がeラーニング(ManaBun)で効率的に学べるうえ、各分野に模擬試験が付属しています。
アウトプットに徹底コミットしていることが分かりますね。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通信:Web通信講座
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 基本テキストはイラスト入りフルカラー
② 通信講座用に専用スタジオで撮影した講義動画
③ 問題集はWebで学習可
④ 24時間メールサポート、フォローメルマガ
他の資格でも、フォーサイトのテキストは非常に人気があります。
フルカラーで、絵や図表が豊富に用いられているため、飽きずに記憶に残りやすいのです。
「このテキストで学習したい」という理由でフォーサイトを選択する方もいるほどです。
③位!スタディング
スタディングの特徴
母体である「KIYOラーニング株式会社」が2010年に法人化されて2年前から、「中小企業診断士」は開講していました。
KIYOラーニングの最初の講座が「中小企業診断士」なのです。
中小企業診断士のほとんどが、社会人としての経験を積んで資格取得しています。つまり、「働きながら学習」をしているのです。
「スタディング」は、短期間で国家資格に合格した人たちの勉強法を研究し、「働きながら学習」を追求しています。
そのため、「費用的にも時間的にも」最低限のコストで合格を目指せることが最大の特長と言えます。
<スタディングの強み>
① 新興企業ならではのリーズナブルな価格設定
② 無駄を最大限省いた「最短距離」での合格を目指す
③ スマホ視聴・音声講座・eラーニングなどスキマ時間を活かした勉強法
④ 独学でも理解しやすいフルカラーテキスト
⑤ 講座のパターンがシンプルでわかりやすい
⑥ 倍速での音声講座など「時短学習」に徹底コミット
<スタディングの弱点>
① 「最短距離」を目指すため、じっくり学習したい人には不向き
② 紙のテキストがないため、電子に抵抗がある人には不向き ※
③ フォローがほとんどない
※有料オプションで冊子テキスト購入可
スタディングの詳細分析記事はこちら。
カリキュラム
注目すべきはこの価格です。
最も充実した「コンプリートコース」でも、大手予備校通学講座の1次対策のみの半額以下です。
逆に、スタディングの最安値「ミニマムコース」でも2次試験対策講座が含まれています。
もちろん安いだけではありません。
コンプリートコースは基本講義だけでなく、演習講座・応用講座に加え、模擬試験が含まれる充実っぷり。
誰がどう見てもダントツでおススメの理由がお分かりいただけたと思います。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通信:Web通信講座
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 検索とメモができるフルカラーWEBテキスト
② 基本テキストは電子書籍のみ
③ 講座はダウンロード可(最大2倍速)
④ 音声講座あり(倍速で時短学習)
⑤ 問題集はWebで学習可
基本的にはスタディングのアプリで表示するテキストです。
もちろんパソコンでも学習可能です。
フルカラーですし、スマホサイズにまとまっているため、ごちゃごちゃせずに見やすくなっています。
④位 クレアール
クレアールの特徴
新興企業と思われがちですが、母体は1985年から続く「東京法科学院専門学校」で、1998年に資格スクールを設立、通信講座分野に参入した比較的歴史のある企業です。
<クレアールの強み>
① 「安く」「楽に」「短時間で」合格に導く「非常識合格法」
② 「セーフティコース」により初年度不合格でもオトクに翌年度受講できる
③ スマホ視聴・音声講座・eラーニングなどスキマ時間を活かした勉強法
④ 通信講座には珍しく歴史があるため、安心感がある
<クレアールの弱点>
① 通信講座の中では定価だとかなり割高
② 基本講座がかなり長く、通信のわりに時間がかかる
カリキュラム
※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
1次・2次対策ともに、かなり充実の内容になっています。
講義時間が長いのは、「充実」という捉え方もできる一方、「時間がかかりすぎる」「無駄が多い」という見方にも繋がります。
注意が必要ですね。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通信:Web通信講座
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 紙媒体による赤・黒の2色刷りテキスト
② 講座はストリーミング視聴(最大2倍速)
③ 音声ダウンロード対応(最大1.5倍速)
④ メール・FAXに加え、受講生専用サイトから質問無制限受付
⑤位 KECビジネススクール
KECビジネススクールの特徴
KECビジネススクールは
<KECの強み>
① 少人数制の通学講座のため、じっくりと学習ができる
② 「質問⇔解答」「質問⇔解説」という双方向授業で本質的な理解を図る
③ 毎回宿題・確認テストがありモチベーション維持
④ 少人数のため個別カウンセリングが手厚い
⑤ 自習室を活用できる
<KECの弱点>
① 校舎が東京・大阪・福岡に計4校しかない
② 少人数制のため枠が少ない
カリキュラム
※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
基本的には「通学講座」で、通学講義映像をWebで視聴できるスタイルです。
1次・2次それぞれ重点的に学習したい程度に合わせてコースを選択できます。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通学:教室講座(Web視聴可)
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 個別カウンセリング
② Web講座は教室講座の収録
③ 講師が常駐していていつでも質問できる
KECビジネススクールの中小企業診断士講座申込み・資料請求はコチラ!
⑥位 LEC東京リーガルマインド
LECの特徴
TAC・大原と肩を並べる超大手資格予備校です。
歴史ある大手だけあって充実と安心のカリキュラムになっています。
<LECの強み>
① 通信・通学、教室が選べるため、自分に合った学習スタイルを見つけやすい
② 校舎・講師が充実しており通学しやすい
③ Web講座は2人の講師から自由に選べる
④ 自習室を活用できる
⑤ 超大手予備校だけあって安心感がある
<LECの弱点>
① 受講料が高額
② 通信講座であれば他社の安価な講座と大差ない
カリキュラム
※別途キャンペーン価格がある場合があります。時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
通学講座にはWebかDVDいずれかが付属するコースが選択できるため、欠席・復習時も安心ですね。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通学:教室講座
② 通信:Web通信講座
③ 通信:DVD通信講座
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 基本テキストは黒・青2色刷りの紙媒体
② Web講座はストリーミング視聴
③ 講義音声ダウンロード可のため、スキマ時間を活用可能
④ 通学講座にはDVDまたはWebが付いてくるため欠席・遅刻・復習にも安心
⑤ 口述試験対策セミナーも無料
⑦位 資格の学校TAC
TACの特徴
業界最大手の予備校TACです。
<TACの強み>
① 通信・通学、教室・映像が選べるため、自分に合った学習スタイルを見つけやすい
② 校舎・講師が充実しており通学しやすい
③ 2021年度2次合格者200名の合格実績
④ 自習室を活用できる
⑤ 超大手予備校だけあって安心感がある
<TACの弱点>
① 受講料がかなり高額
② 通信講座であれば他社の安価な講座と大差ない
カリキュラム
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通学:教室講座
② 通学:ビデオブース(個別DVD)講座
③ 通信:Web通信講座
④ 通信:DVD通信講座
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 基本テキストは黒・緑2色刷りの紙媒体B5サイズ
② 講義内容は音声ファイルをダウンロード可
③ 通学コースにはWeb+音声DLフォローが自動付与
④ 一度で理解できなければクラス重複出席可
⑤ 通学欠席時は他クラス・校舎へ振替可能
⑧位 日本マンパワー
日本マンパワーの特徴
おそらく多くの方が「日本マンパワー」をご存じないかと思います。
メイン事業は「人材開発」「キャリアコンサルティング」で、その一環として中小企業診断士講座を開講しています。
実は、中小企業診断士試験の2次試験を免除にできる「養成課程」を実施している株式会社唯一の「登録養成機関」でもあります。
そのため、中小企業診断協会とのつながりも強く、中小企業診断士となった後にそのパイプが役立つとも言われています。
一方で、講座についてはほぼテキストの講座であり、独学に近いためコストパフォーマンスは高くありません。
<日本マンパワーの強み>
① 登録養成機関としてのパイプ
<日本マンパワーの弱点>
① 動画がほとんどないため、独学と変わらない
② テキスト中心にしては高額
カリキュラム
※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
一部学習ガイドは動画講義ですが、あくまでも「学習ガイド」に留まります。
そのため、ほぼ書籍のみの独学と思っていいでしょう。
一方で、登録養成機関だけあって、テキストはかなり優秀という口コミもあります。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通信:テキスト(一部Web・DVD)
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 基本テキストは紙媒体
② 学習ガイドのみWeb・DVD
日本マンパワーの中小企業診断士講座申込み・資料請求はコチラ!
⑨位 生涯学習のユーキャン
※ユーキャンの中小企業診断士講座は、2020年11時点で休校中です。(2020年7月16日~)
参考に開講時の情報を掲載しておりますが、受講はできませんのでご注意ください。
ユーキャンの特徴
基本的にはテキスト学習+添削というユーキャンの王道スタイルです。
<ユーキャンの強み>
① 動画学習が最低限(各科目ガイダンスのみ)のみのため最短距離で学習できる
<ユーキャンの弱点>
① 動画がほとんどないため、独学と変わらない
② テキスト中心にしては高額
カリキュラム
※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。
受講形態
受講形態は以下のとおりです。
① 通信:テキスト
テキスト・フォロー
テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。
① 基本テキストは黒・赤の二色刷り
② デジタルテキストでテキスト・問題集をアプリで見れる
③ ユーキャン特有の添削スタイル