ビジネスマネジャー検定試験の難易度は?現代社会に求められるスキルをつけよう!
目次
ビジネスマネジャー検定の難易度は?
過去の合格率・合格者数推移
2015年から始まった検定ですが、毎年1万人が受験するほどの注目の資格です。
難易度は合格率50%を超える回が多く、2019年7月は70%とかなり高めになっています。
ビジネスマネジャー検定試験科目
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ビジネスマネジャー検定ってどんな資格?
資格の位置づけ
ビジネスマネジャー検定は、東京商工会議所が主催する民間資格です。2015年から実施されています。
ビジネスマネジャー検定における「マネジャー」とは、主としていわゆる「中間管理職」を想定しています。
企業における中間管理職は、経営の方向性を部下に伝えるという「組織形成」に非常に重要な役割をもっています。
一方で、昨今の情報化社会においては、部下からの突き上げ(ボトムアップ的志向)が広がっており、また評価される傾向にあります。
「自分の意見をもって主体的に行動する部下」というのは優秀で会社としては「良い社員」ですが、直属の上司にとっては「板挟み」になる可能性が高くなります。
昨今のビジネスにおける「求められる人材像」は、管理職にとっては非常に「管理が難しい」のです。
ひと昔前には「地位と権力」で抑制できましたが、現在では「パワハラ」になるリスクでしかありません。
組織の意思を反映させ、かつ部下の資質を活かすマネジメントには知識・スキルが必要です。
ビジネスマネジャー検定では、「チームとしての成果を出すこと」を第一のミッションとし、
① 人と組織とのマネジメント
② 業務のマネジメント
③ リスクのマネジメント
の3軸を据えて管理職としてのスキルを養うことができます。
管理職の多くが「上下からの板挟み」などの不安を抱えています。
こうした不安や悩みを解消するのに必要なエッセンスも、ビジネスマネジャー検定には含まれており、「組織にとっても部下にとってもプラスになるマネジメント力」を養う検定として期待されています。
ビジネスマネジャー検定の受験資格とは?
受験資格はありません。
どなたでも受験できます。
ビジネスマネジャー検定って役に立つの?その業務とは?
管理職のスキルアップ・社内評価アップに
ビジネスマネジャー検定では、管理職に必要な知識・スキルを幅広く習得することができます。
「①人と組織とのマネジメント」では、コミュニケーションの重要性と、外部・上司・部下とのコミュニケーションについて学習します。
まさに管理職に求められるスキルの根幹を成す部分です。
「②業務のマネジメント」では、経営の方向性を理解するための「経営・事業計画、会計知識、マーケティング」を学習し、PDCAサイクルなどの業務マネジメントにつなげていきます。
目標管理や進捗管理など、管理職としての実務業務を磨くことが可能です。
「③リスクのマネジメント」では、昨今重要視される法令順守意識が学べます。
過労死からはじまった働き方改革で注目される「労務知識」、パワハラ・セクハラに関する知識、うつ病などを抑止するメンタルヘルスに関する知識、情報管理に関する知識、反社会的勢力などへの対応といった知識がそれにあたります。
「一発レッドカード」を防ぐことがマネジャーとしては非常に重要です。
単に「仕事ができるから管理職に昇格する」という時代は終わりつつあります。
これからは「単に仕事ができるプロフェッショナル」と「マネジメントができる管理職」はその立場を分けられる傾向にあるのです。
経営者へのステップとしても「管理職」というのは必要なポイントです。
順調に昇格するためにはマネジャーの資質が求められる企業が増えてきています。いくら営業成績がよくても、「教育(≒マネジメント)」ができなければ経営者への昇格は難しいでしょう。
プレーヤーもマネジメント側を知ることは大切です
「敵を知る」とまでは言いませんが、自分の管理者がどういう気持ちでマネジメントを行っているのかを知ることは非常に重要です。
組織においては、経営陣といった上の立場と、プレイヤーである下の立場では意見が異なることがごく一般的です。それは、「どちらが正しい」ということではなく、立場上やむを得ないことです。
その時に大切なのは「相手の立場を理解し、その真意を知る」ということです。
ビジネスマネジャー検定を通して、「管理者」の真意を知り、上司の求めていることを先読みした仕事を実現できるでしょう。
ビジネスマネジャー検定で独立できる?
ビジネスマネジャー検定は、ビジネススキルを高める資格ですのでそれ自体で独立・起業につながるものではありません。
あなたの独立・起業を手助けする付加価値として捉えるのが良いでしょう。
フリーランスとして独立する分にはそこまでメリットはありませんが、起業・法人設立して社員を雇う場合には当然マネジメント力が必要になってきます。
しかも、一企業の中間管理職としてのマネジメントは、
「組織を成果に導くため」
「自らの昇格のため」
ですが、
経営者にとってのマネジメントは、
「会社を存続させるため」
という極めて重要な命題を背負っています。
起業したばかりのベンチャー企業において、「人材の流出」は命取りです。
一つ一つの業務・経営判断が今後の会社・社員の人生を左右する問題に関わってきますので、当然社員との対立も多くなるでしょう。
対立があったとしても、適切なマネジメントの中で発生した対立であれば、それは組織の成長を促します。
一方で、マネジメントの基本がなっていない「身勝手なマネジメント」では、社員はついてきません。
ビジネスマネジャー検定で、部下とのコミュニケーションを学ぶことは、「起業の道」においても非常に役立つことなのです。
ビジネスマネジャー検定試験の受験を検討する方におススメの資格
マネジメントの更に高み「経営」を目指すなら経営学検定!
マネジャーに法務知識は必須!より質の高い管理職を目指すなら!
ビジネスに会計知識は必須!3級でいいので簿記は取りましょう
IT知識のないマネジャーは信用がありません
おわりに
いかがでしたでしょうか。
管理職のためのビジネス資格「ビジネスマネジャー検定」をご紹介しました。
直接的に業務の役に立ったり、独立につながる知識ではありませんが、自己啓発としては非常に有用な検定です。
昨今の働き方の流れで「転職」が当たり前になって、組織を形成する側は非常に難しくなっています。優秀な人材を流出させない最も簡単で重要な手段が「マネジメント」です。
昭和の「傲慢で勢いだけの管理職」はいまやまったく通用しません。
基本的なマネジメント力を養うにはもってこいの検定ですので、ぜひ受験を検討してみてください。