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中小企業診断士は企業経営に関するプロフェッショナルとしての国家資格です。
独占業務がない「名称独占資格」ながら、毎年一次試験は約1万5千人の受験者を誇る大人気資格です。
経営全般に関する資格ですから、
経営・会計・税務・法務・人事・労務・ITシステム
といった幅広い知識が問われます。
これだけの範囲を独学でカバーすることは非常に難しいでしょう。
受験生の多くの方が予備校や通信講座(オンラインスクール)を受講しています。
一方で、大手予備校では20万円以上の費用がかかるため、気軽に手を出せるものではありませんね。
しかし最近では、オンラインスクールで非常に安価な講座が登場してきています。
そのひとつが「アガルートアカデミー」です。
アガルートアカデミーは5万円台で1・2次試験対策ができます。
大手予備校の3分の1以下の価格です。
今回は、アガルートアカデミー中小企業診断士講座の合格率が高い理由・他社通信講座に比べたメリット・デメリットを詳細に調査しましたので、解説していきます。
「安いから」
という理由だけでこの難関資格の講座を決めるのは大変危険ですので、この記事を読んで、ご自身に合うか見極めてください。
目次
まず結論!アガルート中小企業診断士講座はおススメできるのか?
結論としては、私の評定ではアガルート中小企業診断士講座は9講座中1位とさせていただいております。
他の予備校・オンラインスクールとの比較はこちらの記事をご覧ください。
ポイントは、
- 低価格で講義動画充実している(長さ)
- 通信講座なのに紙テキスト・一方で電子に弱い
- オンラインスクール業界の中でも低価格
この辺りになります。
なお中小企業診断士試験のアガルートアカデミー通信講座を検討するにあたって、必ず、
の通信講座と比較するようにしてください。(上記テキストから各講座の分析記事にリンクします)
ではここから詳細を解説していきます。
大手資格予備校に比べて安い理由
① 価格を比較してみた
こちらは2023年9月時点のアガルートアカデミーの中小企業診断士講座のカリキュラムです。
アガルートの中小企業診断士講座は「107,800円」となっています。
また、他の講座と比較してみましょう。
1・2次対策の他社講座価格は以下のとおりです。
<通信講座価格>
アガルート:107,800円
スタディング:63,800円
フォーサイト:77,800円
LEC:264,000円
TAC:295,000円
ご覧のとおり、大手予備校に比べると3割程度の安さです。
オンラインスクール業界で比較しても、かなり安いです。
もちろん価格だけでは判断できません。
私がアガルートをおススメ1位にしたのはなぜか、この後詳しく解説していきます。
② 講義時間を比較してみた
講座選びは価格だけでは測れません。質が重要です。
まずは動画講義の時間を見てみましょう。
<動画講義の時間>
アガルート:128時間(基礎講義128時間)
スタディング:161時間(基礎講義113時間+過去問講義19時間)
フォーサイト:56時間(基礎講義56時間)
LEC:280時間(112回×1コマ150分)
※1次2次プレミアム合格コース
TAC:250時間(100回×1コマ150~180分)
※1・2次ストレート本科生
他講座と比較するとアガルートの講座は、
長すぎず短すぎず
といった印象です。
演習講座はありませんが、1・2次の講義バランスもよく、無難ではないでしょうか。
一方で、LECやTACといった大手予備校と比較すると6割程度です。
しかし、通学講座は、演習時間や確認問題を解く時間も基礎講義時間に含まれます。
また集団講義はどうしても無駄な時間が多くなりがちです。
その点、はじめから「通信講座」として収録されているアガルートのような通信講座は、一切の無駄がありません。
それを考えると、決して大手に比べると講義時間が短いから不足しているとは言えません。
ですのでこのデータからは、
少なくともアガルートアカデミーが「価格が安い=手抜き」ではない
ということを理解していただければと思います。
アガルート中小企業診断士講座の特徴は?
アガルートが安い割にボリュームはしっかりしているということは理解いただけたかと思います。
ではここから本題で、アガルートアカデミー中小企業診断士講座の良いところ・悪いところをまとめていきます。
下表は中小企業診断士講座にアガルートアカデミーが向いてる人・向いていない人の特徴です。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
テキストは馴染みのある紙派 | テキストは持ち運びに便利な電子書籍派 |
講義・演習をバランスよくやりたい | 講義は最小限にして、過去問をひたすら繰り返したい |
カリキュラムはある程度決められていたほうがいい | 自分でカリキュラムや進め方は決めたい |
結論から見るとこのように分けられるのですが、その理由をこれから詳しく解説していきますね。
アガルートの中小企業診断士講座の合格実績は?
講座を選びの判断基準として「合格実績」があります。
合格率が高いからと言って、あなたに合うとは限りませんが、高いと安心感があります。
しかし残念ながらアガルートアカデミーの中小企業診断士は、実績を公開していません。
アガルートは他の講座では実績(合格率)を公開してます。
中小企業診断士は開講したばかりの講座のため、まだ実績が積まれていないのでしょう。
今後、何年か実績が出たら、公開してくれると思います。
アガルート中小企業診断士講座の口コミは?
続いて受講者の口コミを見てみましょう。
こちらも公式HPでは公開されていないため、SNSで受講者の意見を探してみました。
SNS上の口コミもほとんどありませんでした。
アガルートアカデミーの中小企業診断士はまだまだこれからですね。
アガルートのカリキュラムは?
アガルートの初学者向け1・2次対策講座のカリキュラムは以下のとおりです。
各科目のテキスト・過去問題集、2次試験の過去問題集が1冊ずつのスタンダードな形式です。
アガルートの総合カリキュラムの特徴は以下のとおりです。
- 100時間超と充実の基礎講義
- フルカラーテキストは紙で届く
- 科目ごとに講師が違う
- 2次試験対策も詳細に解説
基礎講座(インプット)と演習講座(アウトプット)がバランスよく、いずれも充実しています。
この価格で中小企業診断士試験対策が可能というのは、紙テキスト派の方にとってはアガルートで間違いないでしょう。
では次から、教材について深堀していきます。
アガルートの教材は?
アガルートの教材は、通信講座でありながら「紙媒体」のテキスト・問題集であることが最大の特徴です。
オンラインスクールでは、テキストは紙媒体と電子媒体に分かれます。
紙派・電子派それぞれあると思いますので、紙派の方にとってアガルートは適しています。
講座選びをするときには、
- 紙で学習したいか
- 電子で学習したいか
ご自身の学習スタイルに合わせて選択することが大切です。
ではその他、アガルートの教材の特長・メリットを書いていきます。
① テキストがフルカラーの紙媒体
アガルートのテキストサンプルが↓こちらです。
前述したとおり、アガルートの公式テキストは紙媒体ですので、スマホでの学習に慣れていない方にとっては嬉しいですね。
さらにフルカラーですので、初学者や資格勉強に慣れていない方、業界未経験の方にも理解しやすくなっています。
その他、以下の特徴があります。
- フルカラーでわかりやすい
- 講師が作成しているため、講義とリンクしている
- 科目ごとの攻略法を分析し、最適なテキスト・問題集になっている
- 緑と黒の文字色で、シンプルなつくり
② 8名の講師による講義動画
アガルートアカデミーの中小企業診断士は科目ごとに分かれて、8名の講師が担当しています。
- 経済学・経済政策:池田俊明講師
- 財務・会計:平井孝道講師
- 企業経営理論:飯野一講師
- 経営法務:富川純樹講師
- 経営情報システム:平山理講師
- 中小企業経営・中小企業政策:吉田尚平講師
- 2次試験過去問解析講座(事例Ⅰ~Ⅲ):平山理講師
- 2次試験過去問解析講座(事例Ⅳ):鈴木雅康講師
各講師の名前をクリックすると、サンプル講義(YouTube)に飛びます。
受講を検討されている方は、必ず事前にチェックしてください。
いずれの講師も経歴・経験はありそうですが、講義があなたと相性が合うかは分かりません。
- 話し方
- テンポ・間
- テンション
これらがマッチしないと、せっかくテキストが良くても頭に入ってきません。
サンプル講義をしっかり確認して、もし合うようであればアガルートの講座で間違いないと思います!
アガルートの特典・割引は?
アガルートには、様々な合格特典や割引制度があります。
① 合格者返金・お祝い金制度
アガルートの中小企業診断士講座を受講し、試験に合格すると以下の特典があります。
<特典利用の条件>(すべて満たす必要があります)
① 合否通知書データの提出
② 合格体験記の提出
③ 合格者インタビューの出演
④ 以下の講座が対象
▼2021/中小企業診断士試験/総合カリキュラム
▼2021/中小企業診断士試験/総合講義/全科目
<特典内容>
①お支払金額全額返金
②お祝い金3万円進呈
合格体験記・インタビュー掲載など、少し面倒かもしれませんが、全額返金はすごいですよね。
合格もできて、講義費用も帰ってくるとなると、なおさらモチベーションも上がって一石二鳥の特典です。
② 各種割引制度
A.本試験受験経験者の割引制度
以前に中小企業診断士試験を受験した方が受講する場合に適用されます。
<割引>
10%OFF!
<適用条件>
以下の講座を受講した場合に適用されます。
次に受講する講座 |
・中小企業診断士試験/総合カリキュラム ・中小企業診断士試験/総合講義/全科目 |
B.他資格試験合格者割引制度
該当の資格に合格している方が、対象の講座を受講する場合に適用されます。
<割引>
10%OFF!
<適用条件>
以下の組み合わせで再受講した場合に適用されます。
条件 | 割引対象になる講座 |
以下の資格試験に合格されている方 |
・中小企業診断士試験/総合カリキュラム ・中小企業診断士試験/総合講義/全科目 |
C.他校乗換割引制度
他社の講座を受講した経験ある方が、対象の講座を受講する場合に適用されます。
<割引>
10%OFF!
<適用条件>
以下の条件で再受講した場合に適用されます。
条件 | 割引対象になる講座 |
他社の有料講座を受講した経験ある方 |
・中小企業診断士試験/総合カリキュラム ・中小企業診断士試験/総合講義/全科目 |
アガルートの欠点・デメリットは?
ここまでアガルートアカデミーの長所や強み・メリットを中心にお伝えしてきました。
「アガルートアカデミーいいね!」
と思っていただいた方も多いと思います。
しかし、講座を選ぶのにおいて、講座の長所だけでなく欠点や短所も確認しておく必要があります。
公式HPやPRサイトでは、良いことしか紹介しません。
当サイトでは、良い所だけではなく、ダメなところや欠点についても詳しく触れていこうと思っています。
高額な受講料を払った後に、
「実際に受講してみたら自分には合わなかった・・・」
となってしまっては最悪です。
このデメリットや欠点を見ても、「許容できる」と思えるのであれば、アガルートの中小企業診断士講座を選択して問題ないでしょう。
① 紙媒体はある反面、電子テキストに対応していない!
アガルートアカデミーは、オンラインスクールでありながら、
「テキストが紙媒体である」
という点が特徴です。
勉強は昔から紙で行うのがスタンダードでした。
「紙でないと勉強しづらい」という方も多いと思います。
しかし最近はスマホやタブレットの普及によって、電子書籍が広がっています。
学習ツールについても同様で、
「紙の本を持ち歩くこと」
「紙の本を家に置くこと」
に抵抗がある方も多いです。
効率重視で学習できるはずの通信講座で、電子テキストがないというのは大きなデメリットです。
私のようなスマホ派の人間にとって、電車内で本を開いて学習することに抵抗がある方は、アガルートは向いていないでしょう。
② テキストだけでなくeラーニングにも対応していない
基本テキストだけでなく、問題集も同様です。
昔は私も、紙の問題集とエンピツを持って、チェックしながら学習していました。
電車の中では非常にやりづらいですよね。
しかし、昨今の電子学習においては、スマホで選択し、自動的に学習履歴が記録されていきます。
これを活用したい方にとって、紙媒体の問題集しかないことは大きなデメリットです。
紙派の方にはアガルートは向いていますが、スマホ・タブレットで学習したい方には向いていないでしょう。
③ 値段重視だとスタディング・フォーサイトに劣る
アガルートアカデミーの通信講座は、かなり安価な部類です。
<通信講座価格>
アガルート:107,800円
スタディング:63,800円
フォーサイト:77,800円
LEC:264,000円
TAC:295,000円
微妙な差ですが、スタディング・フォーサイトよりやや高くなっています。
大した差ではありませんが、一応デメリットとして挙げておきました。
④ 大手予備校に比べると収録時間が短い
アガルートの講座は、通信講座の中では十分な講義時間です。
<動画講義の時間>
アガルート:128時間(基礎講義128時間)
スタディング:161時間(基礎講義113時間+過去問講義19時間)
フォーサイト:56時間(基礎講義56時間)
LEC:280時間(112回×1コマ150分)
※1次2次プレミアム合格コース
TAC:250時間(100回×1コマ150~180分)
※1・2次ストレート本科生
一方で大手予備校と比べると6割程度なので、少し短く見えます。
「講義は長い方がいい!」
という方にとっては欠点になるでしょう。
通学講座と通信講座なので、単純な比較はできません。
どちらも受講してみると分かりますが、
通学講座は、リアルに人がいる状態での講義になるので、ムダがあります。
どうしてもその場にいる受講者を気にしながらの進行になりますし、間のちょっとした演習時間も収録に含まれてしまいます。
そのため、こちらもそこまで気にする必要はないのではないと思います。
まとめ―アガルートの中小企業診断士講座に向いてる人・向いていない人
本記事では、アガルートの中小企業診断士の特徴を解説してきました。
各社さまざまな特徴がありますので、
- あなたにとっていいところ
- あなたにとって悪いところ
どちらもあったと思います。
今回解説した内容から、中小企業診断士試験勉強にアガルート講座が向いている人・向いていない人の特徴をまとめました。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
テキストは馴染みのある紙派 | テキストは持ち運びに便利な電子書籍派 |
講義・演習をバランスよくやりたい | 講義は最小限にして、過去問をひたすら繰り返したい |
カリキュラムはある程度決められていたほうがいい | 自分でカリキュラムや進め方は決めたい |
「向いてる人」に当てはまる方は、いますぐアガルートの講座を申込みましょう!
向いていない人は、他の中小企業診断士講座情報をまとめていますので、↓の記事をご覧ください!
なお、「スマホ学習派」「ギリギリまで安い方が良い!」という方は、スタディング・フォーサイトの講座がおススメです。
スタディング・フォーサイトの講座ついては以下の記事を参考にしてください!