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司法書士は司法書士法に基づく国家資格で、
司法に関する手続き・代理業務ができる法律の専門家です。
司法書士としての経験を積めば、独立・開業も可能ですし、平均年収も非常に高い「エリート」ととも言うべき職業です。
このように司法書士は非常に有望な資格ですが、合格率は4%前後です。
4%というだけでも難しそうに聞こえますが、司法書士の受験者層は、司法にまつわる仕事をしている方や行政書士など、受験者のレベルは極めて高いです。
また、一般的に学習期間は1~3年以上ほど必要とされていますので、その中での4%は尋常ではない努力が求められます。
そのため、ほとんどの受験者が予備校や通信講座を受講しています。
ひと昔前は、大手予備校がほとんどでしたので40~60万という費用が相場でした。
しかし最近は、安価で内容の充実したオンラインスクールが普及してきたため、グッと費用を抑えることができます。
今回はそういったオンラインスクールの中から、
資格スクエアの司法書士講座
にスポットを当てて解説していきます。
資格スクエアの司法書士講座はおススメできるのか、どういった特徴があるのか、他社との違いは何なのか・・・。
分かりやすく分析してみましたので、受験を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
いきなり結論!資格スクエアの司法書士講座はおススメ?
さっそく結論です!
当サイトでは司法書士講座5社のうち、資格スクエアを3番目におススメしています!
資格スクエアの武器は、
- 通信を活かしたデジタル学習ツール
です。
資格スクエアは、
<資格スクエアのイイところ>
・講義時間が大手予備校と同程度ある
・「脳科学ラーニング」「未来問」といったデータ学習
・スライド講義&Web問題集でスキマ時間にスマホで学習できる
・サポート体制が充実している
というメリットがあります。
一方で、
<資格スクエアのダメなところ>
・通信にしては高額
・まだ新しいため実績や口コミが少ない
というデメリットがあります。
これらのメリット・デメリットを考慮して、私は以下のオンラインスクールもあわせておススメしています。
各社それぞれの特徴があり、甲乙つけがたいのが正直なところです。
講座選びの決め手は、個人の好みです。
講師の特徴やテキストの理解しやすさ、学習スタイルなど、人によって感じ方が違います。
講座選びで失敗しないコツは、単純な外側の比較だけでなく、各講座の中身をしっかりと把握することです。
それではここから、資格スクエアの特徴を詳細に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
他社講座と比較してみた
① 価格を比較してみた
こちらは2021年12月時点の資格スクエア司法書士講座のカリキュラムです。
<動画講義>
基礎講座:360時間
記述対策講座:35時間
直前対策講座:6時間
基礎講座・記述対策講座・直前対策講座がパックになったカリキュラムです。
他社と価格を比較してみましょう。
<主要講座価格>※( )内は通学
資格スクエア:172,260円
アガルート:272,800円
スタディング:83,600円
東京法経学院:151,250円(1,104,400円)
LEC:449,700円(518,900円)
Wセミナー(TAC):539,000円(539,000円)
通学を主体とする大手予備校に比べると安いですが、通信講座の中では資格スクエアは平均的だということが分かります。
「少しでも安い方がイイ!」
という方にとってはスタディングやアガルートがベストですが、内容は非常に充実しています。
その内容についてはこの後、掘り下げて見ていきましょう。
② 講義時間を比較してみた
講座を比較するうえで、「価格」と同じく分かりやすい指標に、「講義動画の時間」があります。
<動画講義の時間>
資格スクエア:401時間
アガルート:420時間
スタディング:180時間
東京法経学院:413時間(580時間)
LEC:534時間
※新15ヵ月合格コース
Wセミナー(TAC):588時間
※<入門総合本科生>1.5年本科生
資格スクエアの講義時間は401時間ですので、大手予備校に比べると少し短めに見えるかもしれません。
しかし、LECやWセミナー(TAC)といった大手予備校の講義時間は「生講義」の時間です。
つまり、受講生が小問題を解く時間や、テキストを開閉したりといった無駄な時間が含まれています。
通信講座専用に収録された資格スクエアの講座は、無駄がなく効率的なのです。
一方で、スタディングはさらに短くなっています。
他資格ですが、私もスタディングの講座を受講しています。
不足がある訳ではありませんが、「超効率重視」と言えますので、スタディングはある程度「勉強慣れ」している方におススメです。
資格スクエアは、効率的に学習できますが、比較的しっかりと講義も時間を取っていて、じっくりと学習することもできます。
効率と内容のバランスが取れているのが、資格スクエアの特徴と言えます。
ここから、価格・長さだけでは測れない、講座の中身について深堀していきます。
資格スクエア司法書士講座の特徴は?
前章で、他の大手予備校・オンラインスクールとの比較をご覧いただきました。
では、資格スクエアはどんな人に向いているのか、どんな人には向いていないのかを見てみましょう。
下表は資格スクエアの司法書士講座に向いてる人・向いていない人の特徴です。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
問題集はアプリでスキマ時間を活用したい | 問題集は紙媒体でやりたい |
基礎講座はテキストなしで学習したい | 合格実績が高い・開示されてる方が安心 |
値段が高くても自分に合った講座がいい | 少しでも価格が安い方がいい |
結論から見るとこのように分けられるのですが、その理由をこれから詳しく解説していきますね。
資格スクエアの司法書士講座の合格実績は?
資格スクエアでは合格実績を開示していません。
司法書士講座に限らず、資格スクエアでは「正確なデータが取れない」との理由で、合格率などの情報は開示してないのです。
司法書士講座に関しては、他社も合格者に関するデータは開示していませんので、そこで差はありません。
なお資格スクエアでは、YouTubeチャンネルで司法書士に関する情報を提供しています。
資格スクエアの雰囲気を掴むにはちょうどいいですね。
検討する方はぜひ一度ご覧になってください。
資格スクエアのカリキュラムは?
資格スクエア司法書士講座カリキュラムは以下のとおりです。
カリキュラム | 時間 | 講師 |
基礎講座 | 約360時間 | 三枝りょう |
記述対策講座 | 約35時間 | 三枝りょう |
直前対策講座 | 約6時間 | 田中祐介 |
このカリキュラムにおけるポイントは以下の通りです。
<私が重要だと思う特徴!>
(1) 基礎講座(インプット)と並行して問題集(アウトプット)を進める
(2) 講義はWEBなので、スマホでいつでも視聴可
(3) 講義が一単元5~30分ごとに区切られているため通勤中でも中断しにくい
(4) 記述対策講座では「思考プロセス」を学習
では、ここから資格スクエアのカリキュラムの特徴を詳細に紹介していきます。
① 基礎講座の特徴!
360時間に及ぶ基礎講座です。
資格スクエアのオリジナルテキストを用いながら、三枝講師による分かりやすい講義が展開されています。
過去データ・最新の動向を分析した講義だそうです。
② 記述式対策講座
基礎がある程度習得出来たら、約35時間におよぶ実戦形式のアウトプット講座です。
「基礎編」「応用編」「過去問編」3ステップでレベルアップを図ります。
教材は紙でもオンラインでも閲覧可能なため、自身に合ったスタイルでアウトプット学習もできます。
③ 直前対策講座
過去の出題実績・近年の出題傾向・実務の動向から解析した論点をピックアップして学習します。
6時間で全11科目学習できるため、最後の総まとめとして活用できます。
④ 択一ウェブ問題集(10年間分)の特徴!
資格スクエアで学習することのメリットとして、非常に大きいのがこのアウトプット教材です。
過去10年分の問題を収録しているボリュームも素晴らしいですが、その魅力は機能にあります。
<択一問題集の機能>
■ スマホやタブレットで手軽に学習
■ 回答を自動記録し、今後の出題に反映
■ 「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四択から解答⇒理解度を判別
この学習記録システムは、東京大学薬学部教授/脳研究:池谷裕二氏が監修していて、特許も取得済みだそうです。
「紙の問題集でメモを取りながら」
という学習スタイルに慣れている方も多いと思います。
しかし今はこういった最先端の学習方法があります。
働きながら学習するには、通勤時間や移動時間をなるべく積み上げて、学習時間を捻出する必要があります。
資格スクエアのアウトプット教材は、学習の強い味方です。
資格スクエアの講師は?
資格スクエアの司法書士講座は、三枝りょう講師による講義です。
三枝講師は現役の司法書士でもあり、東京司法書士会の派遣講師として都内の高校で法律教室の講義も担当するなど、幅広い活躍をされています。
そして司法書士試験の受験指導経験も18年以上という、類まれな実績を誇っています。
講師の実力としては申し分ないですね。
ただ、講師の善し悪しは実績や経歴だけではありません。
最も重要なのは、
「あなたが理解しやすいか」
「あなたが聴きやすいか」
という点です。
自分の耳や感覚が、その講師の講義に合っているかどうか。
1~3年以上、その講師の講義を聴くわけですから、事前にしっかり確認しておきましょう。
YouTubeに三枝講師の講義動画がありますので、見てください。
見た目とはギャップのある、明るく弾みのある話し方。
また、ゆったりと強弱のある口調が特徴的ですね。
しっかりとサンプル動画を確認したうえで、
というかたは、資格スクエアの講座を受講すると良いでしょう。
資格スクエアの特典・割引は?
当記事執筆時点では、特典・割引はありません。
資格スクエアの欠点・デメリットは?
ここまで資格スクエア司法書士講座のイイところやおすすめポイントを中心にお伝えしてきました。
しかし、本当に重要なのは「悪いところやデメリット」です。
他の人にとってはメリットでも、あなたにとってはデメリットかもしれません。
当サイトでは複数の司法書士講座を分析・比較していますので、他社と比べた欠点・マイナスポイントを解説していきます。
① 価格重視ならスタディング。アガルートには勝てない
資格スクエアは、逆算プランで税込172,260円ですので、大手予備校に比べると安い方です。
<主要講座価格>※( )内は通学
資格スクエア:172,260円
アガルート:272,800円
スタディング:83,600円
東京法経学院:151,250円(1,104,400円)
LEC:449,700円(518,900円)
Wセミナー(TAC):539,000円(539,000円)
しかし、さらに低価格な講座を希望する方にとっては、他のオンラインスクールの方が魅力的です。
大手予備校に比べるとかなり安いのですが、スタディングが安すぎます。
司法書士は超難関で1~3年かかる試験のため、数十万の費用をかけることはやむを得ません。
しかし、学生やお金に余裕のない方は、少しでも安い講座を受講したいでしょう。
そういった方にとっては、スタディングの講座は魅力的だと思います。(スタディングの詳細はこちら)
③ 講義時間が大手よりは短い
資格スクエアの講義時間は401時間です。
<動画講義の時間>
資格スクエア:401時間
アガルート:420時間
スタディング:180時間
東京法経学院:413時間(580時間)
LEC:534時間
※新15ヵ月合格コース
Wセミナー(TAC):588時間
※<入門総合本科生>1.5年本科生
他社と比較すると、大手が長い分すこし短く見えてしまいます。
「やっぱり安い分、手抜きじゃないのか!?」
と思われてしまうことがデメリットです。
しかしこれに関しては前述したように、通学講座は、
- 演習時間
- 受講者がテキストを開く時間
- 休憩時間
など無駄な時間が含まれている場合があります。
やはり受講者がおらず、カメラに向かって講義した方が時間は短く収録できますからね。
通学講座はかなり無駄が多いです。
そのため、大手予備校との講義時間の差はあまり気にする必要がありません。
まとめ―資格スクエアの司法書士講座に向いてる人・向いていない人
いかがでしたでしょうか。
講座選びには「メリット・デメリット」をしっかり把握することが失敗しないコツです。
今回解説した内容から、司法書士試験勉強に資格スクエアの講座が向いている人・向いていない人の特徴を改めて見てみましょう。
向いてる人 | 向いてない人 |
仕事や学校が忙しいので通信講座が良い | しっかり時間を取れるので通学講座が良い |
問題集はアプリでスキマ時間を活用したい | 問題集は紙媒体でやりたい |
基礎講座はテキストなしで学習したい | 合格実績が高い・開示されてる方が安心 |
値段が高くても自分に合った講座がいい | 少しでも価格が安い方がいい |
資格スクエアの講座は、非常にバランスがいいことが特徴ですね。
「向いてる人」に当てはまって、
「資格スクエアで頑張ってみよう!」と思った方
は、いますぐ資格スクエアの講座を申込みましょう!「思い立ったらすぐ行動」が合格への秘訣です!
向いていない人は、他の司法書士講座情報をまとめていますので、↓の記事をご覧ください!