司法試験予備試験講座6社比較!おススメ・実績分析結果公開【2024年度以降】

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予備試験は、司法試験の受験資格を得るための国家試験です。

司法試験は、法曹三者(弁護士・裁判官・検察官)になるための国家資格です。そして、司法試験を受験するためには、以下の条件があります。

  • 法科大学院の卒業
  • 予備試験の合格

いずれの方法も、難易度・時間・費用ともに多くかかります。

法科大学院の場合、大学から数えると6~7年かかりますし、費用も500万円近くかかると言われています。

予備試験自体に受験資格はありませんが、合格率4%前後という超難関試験を通過しなければなりません。

 

これらの受験資格を取得したうえで、「司法試験」に臨むわけですが、予備試験から受験した方が、司法試験の合格率が高いというデータが出ています。

 

とはいえ予備試験の難易度は、国内資格トップクラスに高く、当然独学で合格することは不可能に近いと言えるでしょう。

そこで今回は、予備試験に合格するための予備校・通信講座をご紹介します。

 

 

ひと昔前までは、TACやLECといった大手予備校が中心で、通学を前提とした高額なものばかりでした。

しかし現在予備試験講座は、新興のオンラインスクールも多数進出しており、効率的かつ安価に学習できる方法が出てきました。

 

「合格」という目標は同じですが、各社講座の特徴はまったく異なります。

講師・テキスト・学習スタイルなど、自分に合った講座を選択しないと、後々とても後悔することになります

 

「どこが人気か」
「実績があるか」

という点も大切ですが、「あなたにとってどの講座が合うか」という視点が何より重要です。

 

予備試験の学習期間はどんなに早くても1~2年はかかる資格です。5年以上かかる人もたくさんいます。

これだけの期間、ともに学習していく講座ですから、この記事をしっかり読んで、最適な選択をしてください。

 

 

 

目次

主要8社を徹底比較まとめ

※当記事で掲載している価格・内容は執筆時点のものです。最新の情報は各社HPからご確認ください。

<各通信講座のカリキュラムまとめ>

※Wセミナー(TAC)・大栄の予備試験講座は終了しました。

 

新型コロナの影響で通信講座が主流に

少し前までは、「難関資格の予備校は通学」という風潮がありました。

  • TAC
  • 資格の大原
  • LEC

といった大手予備校が主流で、古い学習習慣が根付いていました。

 

ここ10年ほどで、新興のオンラインスクールが多数台頭し、

「低価格で、スキマ時間を活用した効率学習」

を武器に、広がりを見せてきましたが、まだまだ「難関資格は通学」という雰囲気は残っていました。

 

しかし、2020年に発生した新型コロナウイルス流行の影響で、状況は一変しました。

いままで、「通学が当たり前」とされていた難関資格の学習が見直されているのです。

 

<通学講座のデメリット>
■ 受講料が高い(講師の人件費、校舎の家賃がかかる、受講者数に上限があるため)
■ 校舎までの移動時間がムダ
■ 自分に合ったペースで学習できない
■ 紙のテキスト・問題集がベースなので、携帯に不便
■ 講師に当たりハズレがある
■ 感染リスクが高い

 

これまでも通学講座のデメリットは言われていましたが、感染リスクが入ったことにより、広く認知されるようになりました。

その結果、TACでは短答対策のアプリがリリースされたり、伊藤塾では通信講座中心のカリキュラム編成になったりと、大幅に資格予備校業界が変わってきています。

 

私も数年前から通信講座に切り替えましたが、学習効率が格段に上がりました。

予備試験講座を検討している皆さんも、ぜひ通信講座にチャレンジしてほしいと思っています。

 

 

講座選びのコツは「値段×学習スタイル」紙派?電子派?

講座選びをするときに重要なポイントが、

  • 受講料
  • 学習スタイル

です。

 

価格は当然安い方がいいですよね。

学習スタイルは、

  • 紙テキストか?電子テキストか?
  • Web問題集があるか?
  • 講義時間が長い方が良いか?
  • 問題演習重視の方が良いか?

さまざまな特徴があります。

 

これはあなたの好みしだいです。

値段と各社の特徴をしっかりと比較し、あなたに合った講座選びをしてください。

 

ではここから、私のおススメ順位に従って、各講座の特徴を解説していきます。

 

 

おススメ上位講座のまとめ!

この後、8社の講座をおススメ順に解説していきますが、先に上位4社の特徴をチャート形式でまとめました。

忙しい方はこちらを参考にしてください。

  1. 伊藤塾:圧倒的な実績。講義も充実しているが、受講料は高額(詳細はコチラ
  2. アガルートアカデミー:通信ながら紙媒体で、講義もしっかり充実(詳細はコチラ
  3. スタディング:とにかく安い。eラーニングに強いが、講義は短め(詳細はコチラ
  4. 資格スクエア:デジタル教材・eラーニングに強く、講義もしっかり(詳細はコチラ

 

 

 

①位!! 伊藤塾

伊藤塾の特徴

伊藤塾は、1995年にLECの講師だった伊藤真塾長が独立し、設立されました。

司法試験をはじめ、司法書士・行政書士といった法律系資格に特化した予備校です。
高額ではありますが、緻密なフォロー体制とカリキュラムで、圧倒的な合格実績を誇ります。

確実に合格したいなら「伊藤塾」で間違いないでしょう。

なお、全国に8校舎あり通学講座をメインにしていましたが、コロナ影響で通信講座・配信のライブ講義にシフトしています。

 

<伊藤塾の強み>
① 司法試験・司法書士試験など法律系資格で高い実績
② 2023年度予備試験短答式試験合格者2,685名中1,546名が伊藤塾生
自習室が使える
④ 教室講座は録音自由
⑤ オンライン相談など、通信講座にも力を入れている
⑥ 通信は見逃し配信で何度でも閲覧可
受講サポートや情報提供が充実
合格後のイベントやフォローも充実
⑨ 短答演習・暗記ツールなどスマホ学習ツールあり

 

<伊藤塾の弱点>
ライブ講義は渋谷のみ(他は中継)
② 通信・通学ともに高額

 

 

カリキュラム

基本的には通信で、通学は「オプション(+40,000円)」という扱いです。

講座費用は上がりますが、難関試験であり長期の学習になりますので、

  • 学習支援システム
  • リーガルトレーニング

も視野に入れて検討すると良いでしょう。

 

 

 

テキスト・フォロー

テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。

① 基本テキストは白黒紙媒体
判例・法令データベースを提供
③ 通信講座はスピード再生機能で2倍速も可
④ 申込前に電話・ZOOMでもオンライン相談
⑤ 直接・Web(マイページ)で質問無制限
スケジューリング制度・カウンセリング制度あり

 

伊藤塾の予備試験講座申込み・詳細はコチラ!

 

 

 

位! アガルートアカデミー

アガルートアカデミーの特徴

アガルートアカデミーは2013年に設立された比較的新しいオンラインスクールです。

最近ではテレビCMも実施しており、徐々に知名度が高まっています。

 

アガルートアカデミーは新興の通信講座ながら、講座を圧縮したり、教材に妥協したりしません

他のスクールと比較していただけば分かるように、各資格に必要な講義時間をしっかりと用意しています

さらに予備試験講座においては、個別のフォロー制度も用意されており、手厚いサポートを受けることができます

 

それだけに、フルセットの受講料は高額です。

通信の特性を活かしながら、しっかりとインプット・アウトプットしたい方にはおススメのオンラインスクールです。

 

<アガルートアカデミーの強み>
① スマホ視聴・音声講座などスキマ時間を活かした勉強法
 合格者全額返金などの制度が充実!
③ 独学でも理解しやすいフルカラーテキスト
紙媒体のテキストが送られてくる
最大3倍速での音声講座など「時短学習」に徹底コミット
⑥ 講義は音声ダウンロードも可能
⑦ 受講前に講師へ直接対面・電話・メール相談可
⑧ マネージメントオプションでは、対面・オンライン個別指導
⑨ 2022年度司法試験合格者1,403名中636名がアガルート受講生(45.3%)

 

<アガルートアカデミーの弱点>
① まだ新しいため安心感に欠ける
② テキスト・問題集がスマホに対応していない
③ 個別指導オプションを付けると高額

 

 

カリキュラム


※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。

基本的なカリキュラムは上記の通りですが、別途サポートを厚くするオプションがあります。

質問や添削等を希望する方は、そちらも検討してみてください。

 

テキスト・フォロー

テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。

紙媒体・電子どちらも対応したフルカラーテキスト
② 講座はストリーミング視聴(8段階の倍速機能)
③ 音声ダウンロード対応
④ 対面・メール・オンラインでの受講相談可
⑤ 質問は無料で無制限
⑥ 週1回の個別指導オプションあり
⑦ 全員に毎月30分の無料ウンセリングあり

 

参考・引用:アガルート公式HP(司法試験講座・予備試験講座トップ)

 

アガルートの司法試験講座・予備試験講座申込み・詳細はコチラ!

 

 

 

③位!スタディング

スタディングの特徴

スタディングの運営会社である「KIYOラーニング株式会社」は2010年に法人化されました。

当初は「中小企業診断士」からはじまり、徐々にさまざまな講座が開講する中で、2016年に「司法試験」講座が開講しました。

 

「スタディング」はどの講座でも、

  • 圧倒的な低価格
  • 無駄を省いたカリキュラム
  • 効率的なWeb学習システム

が武器であり、司法試験・予備試験講座も例外ではありません。

 

特に予備試験講座は、価格面においては群を抜いています

他校の1~2割程度の価格で、短答式・論文式試験対策ができてしまいます。

 

講義や演習数は他校に比べると少なめではありますが、

「お金に余裕がない方」

「時間に余裕がない方」

には非常におススメしたい講座です。

 

<スタディングの強み>
① 新興のオンラインスクールの中でも圧倒的な低価格
② 無駄を最大限省いた「最短距離」での合格を目指す
③ スマホ視聴・音声講座・eラーニングなどスキマ時間を活かした勉強法
④ 独学でも理解しやすいフルカラーテキスト
講座のパターンがシンプルでわかりやすい
⑥ 倍速での音声講座など「時短学習」に徹底コミット
「勉強仲間機能」など継続させる工夫あり

 

<スタディングの弱点>
① 講義時間が短く、じっくり学習したい人には不向き
紙のテキストがない
フォローがほとんどない

 

 

カリキュラム

講座名 講義時間 回数 基礎 総合
法律基本7科目 約198時間 411回
スマート問題集 407回 / 1802問
セレクト過去問 100回 / 898問
法律実務 基礎科目 約12時間 26回
論文対策講座 基本フォーム編 約75時間 105回 / 35問
論文対策講座 予備実践編 約84時間 55回 / 55問

 

スタディングの武器は圧倒的な低価格です。

講師による直接のフォローはありませんが、他校の同等のカリキュラム(フォローなし)と比較しても、2割程度の価格です。

 

一方で講義時間も短めです。

これは決して手抜きということではなく、

講義を必要十分に絞って、アウトプット学習(eラーニング、Web暗記ツールなど)に時間を割ける

 

ようになっています。

 

講義を最低限にして、過去問演習・模試などのアウトプット、判例や法令の暗記を重視したい方に非常におススメの講座です。

 

 

テキスト・フォロー

テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。

① 検索とメモができるフルカラーWebテキスト
② 基本テキストは電子書籍(紙媒体はオプション)
③ 講座はダウンロード可(最大2倍速)
音声講座あり(倍速で時短学習)
⑤ 問題集はWebで学習可
⑥ 独自の暗記ツールが便利
学習管理アプリで進捗管理できる
勉強仲間機能でモチベーション維持できる

 

WEBテキスト
公式HPから引用しています。

スタディングは、学習管理・動画講義・テキスト・問題集すべてアプリやWebページで閲覧できますので、スマホ一台・パソコン一台で学習します。

テキストは、フルカラーで非常に分かりやすくまとまっている印象です。

 

また、講師によるフォローの代わりに、アプリでの学習管理ツール・SNS機能を使って、管理していきます。

 

スタディングの予備試験講座申込みはコチラ!

 

 

 

④位 資格スクエア

資格スクエアの特徴

資格スクエアは2013年11月にサービス開始し、2015年1月に司法試験予備試験講座が開講しました。

大手予備校に比べると歴史は浅いですが、

  • スマホ・パソコンで学習するオンラインスタイル
  • 実績のある講師を採用

など、大手に引けを取らない学習サービスを低価格で提供しています。

 

2020年からリニューアルされ、「逆算思考の予備試験合格術」という学習法を展開しています。

  • 予備試験試験合格ロードマップ
  • レベル別学習シート
  • 合格読本

といった逆算学習で、特に論文試験対策を無駄なく行います。

 

他にも、

  • 問題演習機能「脳科学ラーニング」
  • 人工知能による資格試験の出題予測「未来問」

などアウトプットに力を入れたカリキュラムが特長です。

 

<資格スクエアの強み>
① 司法試験予備試験の中では比較的安価な価格設定
② 逆算思考による「最短距離」での合格を目指す
③ スマホ視聴・Webテキスト・eラーニングなどスキマ時間を活かした勉強法
逆算思考の合格術・アウトプット重視
⑤ 未来問・脳科学演習アプリなどAIを活用
学習進捗・ランキング機能で、随時自分の位置を把握できる
⑦ 他社より安価で個別相談オプションが付けられる

 

<資格スクエアの弱点>
① まだ新しいため実績が少ない

 

 

カリキュラム

基礎講座(短答対策)、論文対策講座、実務講座、選択科目対策講座と、それぞれ充実した内容になっています。

模擬試験についても、資格スクエアの武器である「未来問」が付属しています。

テキスト・問題集もWebですし、Web動画にはオリジナルレジュメが写されますので、スマホ一台で学習可能です。

法律初学者も基礎から学べる、わかりやすい講義

問題演習機能「脳科学ラーニング」は、「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の四択から解答。

 

「スマホ学習派」

の方には資格スクエアの講座がピッタリですね。

 

 

 

テキスト・フォロー

テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。

① テキストは紙+Web教材
② 講義動画は21段階の倍速機能付きで効率的
③ 講義メモが取れるマイレジュメ機能・辞書がいらない条文リンク機能
④ 講義動画
からワンクリックで質問可能(一週間以内に回答)
⑤ 「逆算プレミアム」なら月2回テレビ電話で直接相談・質問可
学習進捗・ランキング機能でモチベーション維持

 

学習進捗・ランキング機能
※学習進捗・ランキング機能(公式HPから引用させていただいています)

資格スクエアの予備試験講座申込み・詳細はコチラ!

 

 

 

 

⑤位 LEC東京リーガルマインド

 

LECの特徴

TAC・大原と肩を並べる超大手資格予備校です。

そのため、受講者は「大手志向」の方が多くなっています。

 

<LECの強み>
通信・通学、教室が選べるため、自分に合った学習スタイルを見つけやすい
② 通学クラスにはWebまたはDVDが標準装備
自習室を活用できる
超大手予備校だけあって安心感がある

 

<LECの弱点>
① 受講料が高額
② 通信講座であれば他社の安価なオンラインスクールに劣る

 

 

 

カリキュラム

※別途キャンペーン価格がある場合があります。時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。

通学講座にはWebかDVDいずれかが付属するコースが選択できるため、欠席・復習時も安心ですね。

 

一方で、通学講座のうち、生講義は渋谷・池袋・梅田のみで、その他の地域はビデオ講義になります。

対象地域外に在住の方にとっては、通学のメリットが少なくなる点に注意が必要です。

 

 

 

テキスト・フォロー

テキスト・フォローの特徴は以下のとおりです。

① 基本テキストは講師作成のオリジナルレジュメ
Web講座はストリーミング視聴
講義音声ダウンロード可のため、スキマ時間を活用可能
通学講座にはDVDまたはWebが付いてくるため欠席・遅刻・復習にも安心
⑤ 通学講座はZOOM配信あり

 

POINT4

 

LECの予備試験講座申込み・詳細はコチラ!

 

 

<その他> 辰巳法律研究所

辰巳法律研究所の特徴

辰巳法律研究所は1973年からはじまる、歴史ある予備校です。

<辰巳法律研究所の強み>
充実したカリキュラム

 

<辰巳法律研究所の弱点>
① カリキュラムが多い分、分かりづらい
② 実績・口コミがほとんどない

 

 

カリキュラム


※キャンペーン価格などの適用で時期によって変わりますので、最新の価格は公式HPからご確認ください。

辰巳法律研究所はパックプランになっておらず、各カリキュラムごとに価格設定されています。

そのため金額が人によって異なるため、順位は測定不能としました。

 

詳細はHP内のパンフレットをご覧ください。

辰巳法律研究所の予備試験講座申込み・詳細コチラ!

 

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