不動産コンサルティング技能試験必勝法!ステップアップスクーリングを受講せよ!

不動産コンサルティング技能試験必勝法!

 不動産コンサルティング技能試験「不動産コンサルティングマスター」を名乗るための民間資格で、毎年11月に(公財)不動産流通推進センターが 国土交通大臣の登録を受けて実施する登録証明事業です。

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必勝法① 宅建に合格した翌年に受検する

 不動産コンサルティングマスターは、いわば宅建士にプラスアルファ箔をつけるような資格です。

 宅建試験は主に民法や宅建業法といった法律そのものの解釈を問われるような試験です。

 一方で、不動産コンサルティング技能試験は、それらの法律を前提に、不動産価値を維持ないし高める方法を提案する(コンサルティングする)ための知識・法律を多様な分野から「浅く広く」問われます

 「浅く広く」と言いましたとおり、このプラスアルファ自体はパターンさえ把握してしまえばそれほど難しいものではありません。どちらかといえば、宅建試験で学習した知識がいかに根付いているかが試験勉強時間に直結してきます。

 ですから、宅建試験の知識が身についている方であれば、テキストさえ不要で、過去問のみ繰り返せば合格できる試験ではあります。

 ただし、問題点が二つほどあります。

①宅建の合格発表から時間がある
 不動産コンサルティング技能試験の受験資格は宅建士資格を有することです。そのため、宅建試験と同時受検が基本的にはできません。そのため、宅建合格発表が12月頃で、不動産コンサルティング技能試験が翌11月のため、その間に知識が抜けてしまう可能性があります。


②不動産コンサルティングマスター登録要件が実務経験5年以上である
 宅建試験を合格したばかりの方の大半は実務経験がないか浅い方だと思います。そのため、せっかく不動産コンサルティング技能試験に合格しても、不動産コンサルティングマスターを名乗れるのは当分先になってしまします。筆者も同様で、試験に合格してもコンサルティングマスターを名乗っていません。
 勉強のための受験であればいいのですが、名称を名乗るための受験ですとモチベーションが下がるかもしれませんね。

 

 

必勝法② 10月のステップアップスクーリングを受講せよ

 さて、ここからが本題です。
 宅建に合格してからしばらくして不動産コンサルティング技能試験を受験する方も多いのではないでしょうか。筆者も同様で、宅建試験から6年後の挑戦でした。すっかり宅建の知識も抜けていましたし、当時は実務経験ゼロでしたので、不動産に関する知識は皆無と言っていいかもしれません。

 しかし、そんな状態でしたが、学習期間2か月1日1時間程度で合格できました。
 その学習方法をまとめると以下のようになります。

 ①公式テキストをとりあえず流し読み
 ②公式のインターネット通信講座を受講
 ③過去問を解いてみる
 ④ステップアップスクーリングを受講

 

①公式テキストをとりあえず流し読み

 2冊セットで6,480円と少々お高めではありますが、テキストをしっかり購入して読みました。宅建試験にもない分野も多いので、読み物としてもとても勉強になります。

 

②公式のインターネット通信講座を受講

 こちらも25,500円と高いです。しかし、①のテキストが付いてくるので実質19,020円で受講できます(それでも高い…)。

 しかもこの講座、試験範囲全てを解説しているわけではなく、各分野10分程度でポイントをつまんで説明するだけのもので、これだけでは何の学習にはならないという代物。はじめ、この講座に25,500円は騙されたと思いました。

 しかしその思いは逆転・・・

この講座の最後に出てくる実技問題が試験問題と全く同じでした・・・。

 さらに、この通信講座の完了が、後程ご説明する④ステップアップスクーリングの受講条件にもなっています

ですので、確実に合格したければ金をかけてここを通るべし。

 

③過去問を解いてみる

 これは言わずもがな。公式テキストもありますので、お好みのものを購入してください。

 

④ステップアップスクーリングを受講する

 毎年11月本試験の1ヶ月くらい前に、

「ステップアップスクーリング」

というオフィシャルの半日研修が実施されます。会場は東京のほか、仙台・横浜・名古屋・大阪・福岡です。

 オフィシャルというのが肝で、これは毎年恒例なのかはわかりませんが、私が受講した年はここで受講した内容がほぼそのまま本試験問題に出題されました。しかも長文問題の配点が非常に高いところです。ですから、私は長文問題は満点でした。

 当スクーリングを受講したのも試験を受けたのもこの一回のみですので、確実とは言い切れませんが、時間とお金に余裕があり、何としても一発で合格したい方はぜひ検討してみてください。

 もちろん、試験関係なく研修自体は不動産コンサルティングに興味がある方にとっては非常に勉強になる内容でした。

 注意点としては、別途6,000円の受講料がかかることと、通信講座を受講・完了しておかなければ受講できないことです。

 

 

おまけ そこまでして不動産コンサルティングマスターになる価値があるのか?

 さて、ここまで私の合格体験・学習法を書いてきましたが、お気づきの通り不動産コンサルティング技能試験は高いです。

 ① 受験料・・・30,800円(まずここが絶望的に高い!!)
 ② テキスト&通信講座・・・25,500円
 ③ 過去問(3年分)・・・4,644円
 ④ ステップアップスクーリング・・・6,000円
 計 66,944円!!!!!!!!
 ※2018年度の情報です

 

 私もこれまで数々の分野の資格試験を受けてきましたが、ほぼ独学の学習でここまでの受講料はなかなかありません。当時は不動産業界にいましたので、会社からの補助が40,000円ほど出たのですが、完全に赤字です。

 そこまでして名称独占資格でしかない「不動産コンサルティングマスター」になる必要があるのでしょうか。

 これは、従事する業務によるかと思います。

 

 私は主に居住用の不動産営業をしてきましたが、そこにおいてはほぼ意味がありませんでした。

 強いて言えば名刺に記載があって、「おっ」と思われる程度ですが、結局大事なのは接客だったり良い物件を紹介できるか、なので。
 逆に、不動産コンサルティング技能試験で学習した内容を営業に活かしたい!と思って現場に出ると、そんな仕事は一切できないことに絶望すると思います。

 一方で、投資家や富裕層向けの不動産営業(税金対策、相続、法人取引など)にかかわる場合には、宅建試験ではほとんど触れられない知識・分野を学習できるため、とても有効です。

 例えば「不動産の有効活用(事業受託や等価交換)」「不動産税制」などは、宅建試験では概要しか学習しませんが、不動産コンサルティング技能試験では実際にケーススタディをできるため、圧倒的に力になります。

 さらに、不動産コンサルティングマスターに登録すると、その後も協会の研修に参加できたりして、継続的にスキルアップを図ることができます。

 このように、お金をかけてでも不動産コンサルティングマスターになるべきかというと、その後の活かし方だと思います。

 仕事内容もコンサルティングとは無縁の営業マンの場合は、正直必要ないと思います。一方で、資格取得後も自己研鑽に励むような「不動産コンシェルジュ」にとっては決して無駄ではないのではないでしょうか。

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