板橋・大山の市街地開発組合が設立されました(2023年竣工予定)
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大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業
住友不動産らが推進してきた当事業の再開発組合の認可を受けたことが6月7日に発表されました。
参考URL:大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発組合の設立を認可します(東京都HP)
開発地は東武東上線「大山駅」を西に300M(徒歩4分)の位置ということです。
メインはファミリー向け住戸を中心とした総戸数約340戸の27階建てマンションで、他にも近隣に大規模商業施設が建設されるのではないかと言われています。
ハッピロード商店街の町「大山」
池袋駅から東武東上線で3駅5分の板橋区内という好立地でありながら、低層で下町感を残す「大山」。
ファミリー層の住環境としては非常に優れているといわれています。
その優れた環境の一端を担っているのが「ハッピーロード商店街」です。
大山駅を中心に全長560Mのアーケードが広がるこの商店街。
ドラッグストアやスーパー、お肉屋・八百屋・総菜屋からチェーンの飲食店が豊富に立ち並ぶ、まさに「商店街」の代名詞といえます。
大山駅周辺の不動産価格は?
売買坪単価
SUUMOの情報によると、東武東上線沿線の坪単価は以下のとおりです。(2019/6/11時点)
この情報を見ると、大山駅の坪単価はそれほど高騰はしていないようです。
となりの「下板橋駅」は、JR埼京線「板橋駅」・都営三田線「新板橋駅」へ徒歩圏内で、こちらも再開発が予定されていますので、高騰しているように見えます。
2019/6/11時点の売出物件を見ると、70平米前後の10年以内築浅マンションは5,000万円前後が多くなっています。
賃貸家賃相場
SUUMOの情報によると、東武東上線沿線の賃貸家賃相場は以下のとおりです。(2019/6/11時点)
※マンション、3LDK/4k~
賃貸も、売買価格同様で大山駅はそれほど高騰していません。
下板橋駅も売買に比べるとあがっていないため、売買に比べて値上がりの反応が鈍いことが分かります。
再開発で「大山駅周辺」はどう変わる?
景観
大山駅はつい数年前までは、高層の建物はほとんどなく、低層な街並みが広がっていました。
ここ数年で新しいマンションが建設されてきましたが、今回のような「27階建てタワーマンション」というのははじめてです。
近代化が遅れ気味だった板橋の街並みが変わってしまうことで、少し抵抗がある方も多いかもしれませんね。
治安
確実には言えませんが、治安は良くなるのではないかと思います。
大山駅は、繁華街ということもあり、駅周辺は居酒屋・パチンコなどが多く立ち並んでいます。そのため、夜は良くも悪くもにぎわっていました。
また、少し住宅街に入ると一気に閑静な住宅街になり、夜の一人歩きは少し怖い印象がありました。
しかし、今回の再開発でファミリー層が流れ込んでくることで、繁華街から住宅街に人が流れ、夜の人口密集度が均されるのではなかと考えられます。
すると、繁華街は落ち着き、住宅街は人通りが増えることで治安が改善することが予想されます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
東京の人口がさらに増加する中、遅れていた板橋にも「再開発」の波が押し寄せています。
割安だと思われていた板橋の不動産価格もどんどん上昇するのではないかと思われます。
板橋駅・大山駅ともに東京オリンピックの波が落ち着いた頃に再開発が完了することもあり、その頃の不動産価格には注目ですね。