危険物取扱者の難易度は?甲乙丙の違いは?乙種4類は需要が高い!

危険物取扱者の難易度は?甲乙丙の違いは?乙種4類は需要が高い!

危険物取扱者の難易度は?

<危険物取扱者の難易度>

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

1日1時間程度の勉強で2~4ヶ月

 

過去の合格率・合格者数推移

 毎年10万人を超える大人気資格で、日本の資格試験の中でも上位の受験者数です。

 国家資格にしては全体的に難易度は高くありません。

 

危険物取扱者試験科目

 

危険物取扱者ってどんな資格?

資格の位置づけ

 危険物取扱者は、消防法に基づく国家資格です。
 危険物の取扱についての業務独占資格となっています。

 試験は、甲種・乙種・丙種に分かれており、乙種は1類~6類に分類され、計8種の試験・資格から構成されています。

 

 丙種は、ガソリン・灯油・軽油・重油など、いわゆる「ガソリンスタンドの店員さん」をするために必要な知識が問われます。

 乙種は、分類ごとに取り扱える危険物の種類が変わってきます。
 ダントツで受験者数の多い第4類は、こちらも丙種と同様「ガソリンスタンド」系の危険物です。
 丙種との大きな違いは、無資格者が取り扱いの「立会い」が可能か否かです。

 実は、ガソリンスタンドの店員さん全員が「危険物取扱者」の資格を保有しているわけではありません。「無資格者」は甲種・乙種資格者の立会いがあれば取り扱いが可能です。

 一方、丙種資格者は自身が単独で取り扱うことができますが、無資格者の立会いはできません。

 また、第4類はガソリンなどを輸送する際の輸送車の乗務などにも必要とされています

 

 乙種の4種以外は、それぞれ化学工場や製造工場などで、取り扱う危険物に応じて必要とされてきます。

 甲種は、すべての危険物の取扱が可能です。

 

 

危険物取扱者の受験資格とは?

 乙種・丙種は受験資格はありません。
 どなたでも受験できます。

 甲種には受験資格があります。

 ① 大学等で「化学に関する学科」の卒業または一定以上の単位取得
 ② 乙種いずれか+実務経験2年
 ③ 乙種4種類以上(1類と6類、2類と4類は重複不可)

 

 がわかりやすいかと思います。

 詳細はこちらをご参照ください。

 

 

危険物取扱者の勉強方法は?独学でも可能?

 結論から言うと、甲乙丙いずれも独学で十分合格可能です。

 一部、化学や理系の知識がないと馴染みがないかもしれませんが、諦めずに理解しようとすれば問題ないでしょう。

 どうしても独学が苦手という方には、通信講座もありますのでご安心ください。

 やはり独学でも合格できる講座ですので、なるべく費用は掛けたくないですよね。でも安すぎても心配・・・。
 どの通信講座が良いかは以下の記事で解説しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

危険物取扱者って役に立つの?その業務とは?

 「危険物取扱者」と聞くと、あなたはどんなイメージをもたれるでしょうか?

 「恐い」
 「危ない」
 「近寄りたくない」

 

 というイメージが大半だと思います。

 しかし、1800年代後半に起きた第二次産業革命以後、全世界で石油をはじめとして、様々な化学物質・危険物が使用されており、いまの私たちの便利な生活を形作っています。

 製造会社や工場などに勤務されている方にとっては当たり前かもしれませんが、日々膨大な量の危険物が扱われています

 また新たな超規模産業革命が起こらない限り、「危険物取扱者」の仕事がなくなることはありません

 では、どんな仕事があるのか見てみましょう。

 

ガソリンスタンドの店員・管理者

 最も受験者が多いのがガソリンスタンドの店員です。

 アルバイト店員として働く程度であれば資格不要ですが、こういった無資格者を管理・立会いするためには、乙種4類または甲種の資格が必要です

 また、最近では「セルフ」のガソリンスタンドが増えてきています。
 セルフは店員さんがいないように見えて、実は監視カメラで常にお客さんの動きを管理しています。

 お客さんはほとんどが危険物取扱者の無資格者なので、「立会い」が必要になります。そのため、乙種4類または甲種の資格者が監視する必要があるのです。

 

 

ビル設備管理スタッフ

 大規模なビルにおいては、電気・空調・給排水・消防設備なども規模が非常に大きいため、危険物が絡んできます。

 ビル管理の一業務に「危険物取扱者」が求められることがあります。

 ただし、電気やボイラー室・消防設備などの管理は他の資格が必要になります。
 例えば、電気設備士、ボイラー技士、消防設備士などがあります。

 そのため、他の資格も併せて保有すると、よりニーズが高まるでしょう。

 

 

タンクローリードライバーなどの危険物輸送業

 危険物に関わる職業で忘れてはならないのがドライバーなどの「危険物輸送車の乗務員」です。

 物流の中でも「インフラ」に近いタンクローリードライバーで、責任は重いですが需要は決してなくならない仕事といえます。

 昨今、ECなどのネット通販の普及によりドライバー不足である一方で、コスト削減のためブラック化しています。
 そのため、物流ドライバーがさらに待遇アップを目指して、危険物の輸送に挑戦してみるのも一つの手段です。

 必要な資格は、

危険物取扱者乙種4類

 

 のほか、

① 大型免許
② けん引免許
③ 毒物劇物取扱責任者
④ 高圧ガス移動監視者講習(高圧ガス保安協会)

 

 があるとなお良いでしょう。特に大型免許は必須です。

 運転技術があれば、いずれも取得の難易度はそれほど高くありませんので、ぜひ挑戦していただきたいですね。

 

危険物取扱者の年収は?

 現在求人に出ている「危険物取扱者」を応募条件としている仕事の年収は、

350~500万くらい

 

 が多くなっています。

 もちろん、ここから出世や昇給などによってノビシロはありますので、平均よりはやや高くなるでしょう。

 

 

危険物取扱者で独立できる?

 既存ビジネスということであれば、「ガソリンスタンドの開業」という方法があります。
 もちろん危険物を取り扱う仕事の開業ですので、諸々の手続きが必要になります。

 危険物の取扱いは、ほとんどが企業や組織単位での業務になるため、新規ビジネスをはじめるということは非常に難しいです。

 もちろん、フリーのタンクローリードライバーとして、運送会社と業務委託契約を結ぶ等といった方法もありますが、結局は企業の雇われ人とさほど違いはありません。

 昨今の起業家のように、「危険物取扱者」の資格を使って全く新しいビジネスを生み出せば話は別ですが、現状の枠組みの中では独立は難しいでしょう。

 

 

危険物取扱者試験を検討する方におススメの資格

社会のインフラを支える仕事をしたいなら!

 

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おわりに

 いかがでしたでしょうか?
 今回は毎年10万人以上が受験する大人気の国家資格である「危険物取扱者」をご紹介しました。

 「危険物」といわれる物質は、私たちの生活・インフラ・工業を支えるもので、文明がここまで発達したのも危険物があったからこそです。

 資格の名称で敬遠されてしまいがちですが、社会貢献度は非常に高い仕事につながっています。

 ガソリン関連だけでなく、工業系メーカーに勤める方にもぜひともおススメしたい資格です。

 

<おススメの参考書>

乙種4類危険物取扱者試験 2019年版

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