介護福祉士の合格率は高いが取得まで3年以上!?多様な就職先をご紹介!

介護福祉士の難易度は?どんな資格?役に立つの?独立できる?

目次

介護福祉士の難易度は?

過去の合格率・合格者数推移

 介護福祉士の合格率は各年50~70%代と高水準です。

 では、介護福祉士の資格は簡単に取得できるかと言ったらそうではありません。

 介護福祉士の試験には受験資格があり、いずれも最低3年は要します
 そのため、初学者の方で「介護福祉士を目指そう!」と思っても、すぐにはなれませんので注意が必要です。

 受験資格については後述してありますでのご参照ください。

 

介護福祉士試験科目

介護福祉士ってどんな資格?

資格の位置づけ

 介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法を根拠法とする国家資格です。

 介護は、身体的・精神的に日常生活を独立して行うのに支障のある方々を支える仕事です。
 そのため、非常に繊細で専門的な知識が必要になります。

 介護福祉士として必要な知識・技能を養い、またその資質があることを証明するために用意されています。

 介護自体は資格がなくても可能で、いわゆる「ヘルパー」と業務上のちがいはありません

 介護福祉士は、「介護福祉士」を名乗ることができる「名称独占資格」です。

 

 

介護福祉士試験の受験資格とは?

介護福祉士の受験資格を取得するためには以下3つのルートが用意されています。

① 養成施設ルート
⇒ 高校卒業後、「介護福祉士養成施設」での研修を1~2年間実施することで受験資格が得られます。
② 実務経験ルート
⇒ 指定の施設での業務に3年以上従事し、実務者研修等を修了することで受験資格が得られます。
③ 福祉系高校ルート
⇒ 福祉系の高校で必要な単位を取得することで受験資格が得られます。

参考URL:http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html(検定公式HP)

 

介護福祉士って役に立つの?その業務とは?

 介護福祉士の仕事は、まさに介護の現場で要介護者の支援をすることにあります。
 主な仕事内容は以下のとおりです。

① 要介護者の身体的なサポート
② 要介護者の身の回りの生活サポート
③ 本人やご家族への相談・アドバイス
④ 社会福祉士・ケアマネジャーなどと連携した施設の環境づくり

 

 

① 要介護者の身体的なサポート

 「介護士」というとこのイメージが強いのではないでしょうか。
 要介護者の食事・入浴・排泄・衣類の着脱など、直接的に支援・サポートするものです。

 介護の仕事の基本でありながら、思わぬ事故や大ケガのもとになりますので、とても神経を使う業務です。人間の身体についての知識が必要になってきます。

 また、精神的にも要介護者にとっては「他人に身体を預ける」わけですから、ナーバスな業務になってきます。
 介護の技術だけでなく、相手の心のケアも求められる大切な業務です。

 

 

② 要介護者の身の回りの生活サポート

 直接的な身体的サポートとは対照的に、食事の用意や洗濯・掃除など、間接的に支援・サポートするものです。

 特に食事については調理も含めると、健康管理にとても大事な要素になります。
 洗濯・掃除も、要介護者の病気のもとになりますので、欠かせない業務です。

 

 

③ 本人やご家族への相談・アドバイス

 介護の大きな目的の一つに「自立支援」があります。

 直接要介護者と関わる介護福祉士は、自立に必要な助言・アドバイスに最も適しています。
 自宅に帰った後で、いかに家族の負担を少なくできるか、本人のリハビリになるか、それでいてケガや病気になるリスクが少ないか。

 介護福祉士は、単に入居中の生活をサポートするだけでなく、介護の専門家としての知見から、アドバイザリーとしての役割も求められるのです。

 

 

④ 社会福祉士・ケアマネジャー、自治体などと連携した施設の環境づくり

 介護は現場だけでなく、自治体や施設経営などと一体でなければ成立しません

 社会福祉士やケアマネジャー、市区町村といった自治体が福祉・施設などの環境づくりをすることで介護は成り立っています。

 その仕組みづくりをするうえで、最も現場に近い「介護福祉士」の意見はとても重要になってきます。いわゆる「現場の声」として、意見を届けることによって、よりよい介護の環境づくりの一端を担うことができます。

 

介護福祉士で独立できる?介護保険のカベ…

 介護福祉士として独立し、フリーランスとして介護を行うことは可能です。
 例えば家政婦さんのように、生活のサポートをすることに変わりはないのです。

 しかし、フリーの場合、依頼者は介護保険の適用が受けられず高額負担になります。

 また施設と違い、あなたの代わりがいませんので、自由に休みを取ったりすることが難しくなることがあります。さらに「辞めたい」と思っても、無責任に辞めることが難しいでしょう。

 他のフリーランスと同じで「営業・集客」が難しいだけでなく、「責任」も大きくなるのが介護のフリーランスと言えます。

 

介護福祉士はご家族の介護にも活用できる!

 いわずもがな、介護の知識・経験は親やご家族の介護にも役立ちます。

 昨今の高齢化により、介護問題が深刻化しています。
 その背景には、「介護に関する知識不足」があります。介護に何が必要なのか、要介護者の気持ちはどうなのか、何を求めているのかが分からないためです。

 その結果、介護をする側も疲弊して、体を壊してしまうようなことがよくあります。

 介護の現場での経験があれば、対応にも慣れていますし、メンタルケアの経験も積んでいますので、非常に実益のある資格と言えるでしょう。

 

介護福祉士を目指す前に参考書でイメージづくりをしましょう!

 介護福祉士は志して取得できるまでに3年以上かかります。
 そのため、ハンパな気持ちではじめると後悔することになります。

 まずは参考書を手に取って、自分にとって必要な資格か見極めましょう。

 介護福祉士試験の参考書でもっとも人気なのは以下の参考書です。

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おわりに

 いかがでしたでしょうか?

 高齢化社会において、介護の現場の人材不足はますます深刻化しています。
 その一方で労働条件に見合わない低賃金も問題視されています。

 ですが、非常に公共性が高く、社会的貢献度が高い仕事であることは間違いありません。
 今後、仕組みが整備され、介護福祉士にとっても働きやすい環境になれば、さらに人気の資格になっていくでしょう。

 現在政府も様々な施策を打ち出しています。
 今後に期待の資格です。

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