登録販売者の難易度は?育児世代の主婦におススメ!その年収は?

登録販売者の難易度は?育児世代の主婦におススメ!その年収は?

目次

登録販売者の難易度は?

過去の合格率・合格者数推移

 登録販売者試験がはじまって10年余りで6万人を超える受験者数というのは、資格試験の中ではかなり異例の実績です。

 試験範囲・試験時間は長いですが、受験資格がないにも関わらず合格率は比較的高めですので、独学でもしっかり時間をとれば十分合格可能です。

 

登録販売者試験科目

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登録販売者ってどんな資格?

資格の位置づけ

 登録販売者は、都道府県知事から認定される公的資格です。

 2009年に施行された改正薬事法により、一定の条件を満たしたコンビニやスーパーマーケットでもすべての一般用医薬品を販売できるようになりました。

 それに伴い、薬剤師不足・不在により、医薬品販売ができないことを防ぐため、「登録販売者」制度が新設されました

 登録販売者が販売できる医薬品の種類は以下のとおりです。

薬剤師:すべての医薬品(医療用医薬品、要指導医薬品・第一~三類医薬品)
登録販売者:第二・三類医薬品

 

(1) 医療用医薬品:いわゆる処方箋です
(2) 一般用医薬品:処方箋が不要な医薬品です
① 要指導医薬品:医療用医薬品から一般用医薬品になったばかりでリスクが確定していない医薬品
② 第一類医薬品:リスクが高い医薬品など(一部の鎮痛解熱剤や毛髪剤など)
③ 第二類医薬品:リスクが比較的高い医薬品など(風邪薬、鎮痛解熱剤など)
④ 第三類医薬品:リスクが比較的低い医薬品など(ビタミン剤など)

 

 ただし、登録販売者は試験に合格しただけでは単独で販売できず、5年以内に通算2年以上の業務経験が必要です。

 

 

登録販売者の受験資格とは?

 受験資格はありません。
 どなたでも受験できます。

 

登録販売者って役に立つの?その業務とは?

 登録販売者はまだ設立間もない資格ですが、非常に実用的です。
 登録販売者制度が開始した2009年以降、ドラッグストアが急増しています。これは皆さんも実感していて、便利に感じているのではないでしょうか。

 住宅用不動産業界でも昔は、

 「スーパーが近くにあるか」
 「コンビニが近くにあるか」
 「病院が近くにあるか」

 

 が重要なポイントでしたが、最近では、

 「ドラッグストアが近くにあるか」

 

 が非常に重要の意味をもっています。

 そのため、登録販売者はますます需要を拡大しています。

 

 

ドラッグストアなどでの販売員として活躍!

 登録販売者のメイン業務です。

 これだけドラッグストアが増えている中、薬剤師・登録販売者が不足しています。
 また、単にアルバイトとして働くにしても、この資格の有無により待遇が全く変わってきます。

 もちろん取得するのに勉強は必要ですが、投資に対する対価としては十分ではないでしょうか。

 

 

MR(医薬情報担当者)がスキルアップに!

 MRは主に製薬会社に属する営業職です。

 MR自体には資格は不要ですが、公益財団法人が主催する「MR認定試験」による評価制度があります。
 もちろんこちらもMRにとっては自身の能力をアピールするうえで必要なのですが、「登録販売者」も効果があります。

 より身近な医薬品を知ることで、より専門的な医薬品に関する知識の基盤となりますので、MRのスキルアップとして活用してみてください。

 

 

介護士など、福祉に関わる方の知識として

 医薬品は特に高齢者が多く使用します。
 介護など福祉の現場でも、医薬品を服用する方々との関わりは非常に多くなっています。

 もちろん業として行っているわけではないので、具体的なアドバイスは控えるべきですが、明らかに異常な服用をしている方への対応や、緊急時の適切な対処などを行ううえでの知識としては役立つでしょう。

 一般的に介護の現場にいらっしゃる高齢者の方々が服用する医薬品は医療用医薬品(処方箋)がほとんどだとは思いますが、「知識」として活用することは可能です。

 

 

家族の介護や病気のときに役立つ知識として

 もちろん、ご家族やご自身が病気になったときに適切な判断をするための知識としても役立ちます

 医薬品に関する知識は、専門的な教育を受けなければ触れることがありません。
 特に薬事法改正前は医者や薬剤師の専門分野であり、それこそ医学部や薬学部に通わなければ学習の機会すらありませんでした。

 いまでは「登録販売者」という資格取得のために、未経験・未学習者でも自身で勉強することができます。これを活用しない手はないですね。

 私もチャンスがあればぜひ受験したい資格です。

 

 

登録販売者の年収は?

 現在の求人では、店頭販売員は300~400万円での募集が多いようです。
 店頭での販売職としては平均よりやや高めです。

 また、アルバイト・パートでは時給1,000円前後から高いところでは1,500円のところもあります。
 主夫・主婦の方がお子さんを保育園に預けている時間でのパートには効率がよさそうですね。

 

 

登録販売者で独立できる?

 登録販売者は、登録を受けたお店(薬局やドラッグストアなど)でなければ業務ができません。
 そのため、独立するとなればそういったお店を開業する必要があります。

 しかし、開業するには登録販売者では不十分で「薬剤師」の資格が必要になります。
 したがって、自身で医薬品を取り扱うお店を開業するには薬剤師を取得しましょう。

 

 

登録販売者試験の受験を検討する方におススメの資格

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おわりに

 いかがでしたでしょうか?

 登録販売者は、昨今のドラッグストア増加により需要も多く、また実用性も非常に高い資格です。

 個人的には以下の方々におススメです。

① 少し割のいいパートをしたい主夫・主夫の方
② 薬剤師を目指す学生の方
③ 医薬品に関する知識を身に付けたい方

 

 もしあなたが以上に該当するのであれば、ぜひ受験を検討してみてください。

 実生活でも活かせる、とても実用的な無駄にならない資格と言えるでしょう。

 

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