事業・企業活動において、様々な場面で書籍を購入することがあると思います。
- 業界に関する雑誌
- 事業に関するハウツー本
- 法律や規則に関する参考書
- ビジネス書(マナー、思考法等)
- 新人研修用書籍
これらの書籍は、直接会社の売上に直結するものではないかもしれませんが、会社の経費として損金計上することができます。
社員や事業主の知識や視野を広げて、間接的に会社の利益につなげていくものですから、当然ですよね。
では、これらの費用を支出した際に、どの勘定科目で計上すべきか、当記事で解説していきます。
目次
書籍代の勘定科目は?
基本的に、ほとんどの会社では「書籍代」として、
- 新聞図書費
- 図書印刷費
等の科目が販売費及び一般管理費に設定されていると思います。
ですので、購入目的にかかわらず「新聞図書費」「図書印刷費」にすると考えて差し支えありません。
もしあなたの会社や個人事業主としての決算書に「新聞図書費」「図書印刷費」の設定がない場合には、「雑費」として計上しましょう。
新聞図書費以外に計上する例外のケースは?
明確な決まりはありませんが、以下のケースでは新聞図書費以外に計上することも考えられます。
会社内でしっかりとルールを作り、誤りが少なくなるようにすることが重要です。
研修用のテキストを購入したとき
社員研修時に、外部講師を呼んで講習を行うことがあります。
一般的にはこのような研修代は「研修費」「社外講座費」などの科目に計上します。
その際、テキスト代がかかるケースで、「講座費用」と「テキスト代」で科目が分かれることは違和感がありますし、会計処理が煩雑になります。
そのため、研修用のテキストは講座費用と同じ「研修費」「社外講座費」に区分するのがよいでしょう。
研究開発に関連する参考書を購入したとき
ソフトウェア開発などを行っている企業で、開発に先だって研究開発を行うことがあります。
そのときに研究者や開発部が、研究開発に関連する参考書を購入することがあります。
この場合は、他にも研究開発費用がかかってくると思いますので、それらと同様に「研究開発費」などの科目に計上することがよいでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は書籍代の勘定科目についてご説明しました。
書籍代は金額がそこまで大きくなることはないと思いますので、そこまで神経質になる必要はありません。
しかしその分、なるべくシンプルなルール作りをすることが重要です。
経費精算などで各社員が精算することも多いと思います。
どの社員でも迷わず決められた科目に区分できるようにフローや仕組みを考えましょう。
当サイトでは、他にも勘定科目や仕訳などの解説をしています。
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