【PR】当記事にはプロモーションが含まれていますが、体験談は事実をもとにしています。
※当記事の情報は執筆時点のものです。現在は異なる場合がありますので、その前提でご覧ください。
スタディング税理士講座で2021年度の税理士試験を目指そうというこの企画。
2020年6月から学習をはじめ、紆余曲折ありましたが・・・
2021年8月17日、ついに受験してきました!!!!
いやー、長い戦いでした。
本業は平均14時間労働という激務の中、スキマ時間を見つけての学習。
それでも他の受験生に比べたら、圧倒的に少ない学習時間だったと思います・・・。
だからこそ、この「スタディング」に価値を見出し、
「自分が実験台になってやろうじゃないか」
と、勉強をはじめて1年超。
その結果をご報告したいと思います。
スタディング学習体験記事は↓コチラをご覧ください。
<この記事を読んでほしい人>
▼ 税理士試験を受験したいけど、講座選びに迷ってる人
▼ スタディングが安すぎて不安な人
▼ スタディングの口コミを探している人
▼ 新型コロナで通学講座に行けなくなった人
<私の経歴>
▼ 現在30代の男、既婚、子ども1人(0歳)
▼ 本業は会社員、大手IT企業の経理(経理歴10年超)
▼ 副業で経営コンサル、経理アドバイザー、資格アドバイザー等
▼ 資格情報サイト「資格取得Navi+」の管理人・運営者
▼ 保有資格は以下の通り
日商簿記検定3級(2010年取得)
ビジネス実務法務検定2・3級(2010年取得)
宅地建物取引士(2011年取得)
DC(企業年金総合)プランナー2級(2015年取得)
住宅ローンアドバイザー(2015年取得)
不動産コンサルティングマスター試験合格者(2015年合格、未登録)
ファイナンシャルプランナー2・3級(2017年取得)
賃貸不動産経営管理士(2017年取得)
測量士補(2018年取得)
目次
1.手応えは?
まず今回2021年度の税理士試験簿記論・財務諸表論の予想ボーダーラインは以下の通りです。
<簿記論>
TAC:47点
大原:46点前後
LEC:45~47点
ネットスクール・資格スクール大栄:55点
東京CPA会計学院:49点
<財務諸表論>
TAC:60〜69点
大原:56点前後
LEC:58~62点
ネットスクール・資格スクール大栄:62点
東京CPA会計学院:66点
税理士試験の公表合格目安は「6割」です。
各社予想ボーダーラインをご覧になると分かるように、
簿記論は難しめ、財務諸表論は易しめ
だったことが分かります。
それを踏まえて、それぞれの科目について書いていきます。
① 簿記論の自己採点結果・手応え
自己採点では40~47点くらい。
正直、厳しいかなと思っています。
今回の試験は去年までとはガラッと傾向が変わり、マイナー論点が多く出題されました。
もちろんそういった論点は、ほとんどの受験生が解答できませんので、冷静に「取れる問題」を取ることが鉄則です。
しかし・・・!!!
簿記論は、初日の一発目朝9時からということもあり、第一問で見たこともない難問を目にしてパニック・・・。
第三問で点数を稼がなければなりませんでしたが、動揺を最後まで引きずり力を出し切ることができず。
なんとか最低限をかすめ取りましたが、ボーダーやや下・・・という結果になりました。
② 財務諸表論
自己採点では65~76点くらい。
第三問(計算)で40点確保、理論の記述もかなり満足いくくらい書けたと思います。
もちろん記述の採点は読めませんので、両手放しでは喜べませんが。
全体的に難易度が低かったため、「基礎をしっかりおさえるスタディング」は完璧でした。
特に記述はかなりドンピシャで、答練や実力テストで解いた問題がそのまま出ました。(詳細は後述します)
2.スタディングの的中度は?
この記事を読んでいただいている方が一番気になるのが、
スタディングの試験的中度
だと思います。
完全な比較は難しいですが、私なりに考察しましたのでぜひ参考にしてください。
① 簿記論の的中度
簿記論は、
第一問で複式簿記作成・中古車販売業(割賦・利息)
第二問で時価建設・企業結合
が出題されました。
企業結合を除き、しっかりと学習していた予備校・スクールはほとんどないでしょう。
そのため、第三問の勝負となります。
第三問でのマイナー論点は、
在外支店・セールアンドリースバック・投資不動産の減損・圧縮記帳(直接減額方式)
でしょう。
スタディングでは在外支店・投資不動産の減損は触れていませんでした。
しかし、セールアンドリースバック・圧縮記帳(直接減額方式)はしっかり触れていますし、その他の論点はもちろんカバーしていました。
<その他の論点>
現預金、為替予約、ゴルフ会員権、固定資産、金利スワップ、社債、貸倒引当金、賞与
これらは基本事項のため、ここで取るべきところ。
しかし私は前半での動揺により、ケアレスミスを連発・・・。
↓第一問の計算履歴を見ていただければ、私のパニック具合が分かっていただけるのではないでしょうか・・・。
結論、私のメンタルの弱さで自信をもって言えなくなってしまいましたが、
スタディングの簿記論講座で十分合格可能でした。
強いて欠点を挙げるとすれば、オンラインスクールは模試も独学のため、本番の緊張感を模試で練習できないというところでしょうか。
ただ、今回に限って言えば、コロナ禍ですので通学予備校でも同様だったかもしれません。
② 財務諸表論の的中度
結論から言うと、かなり的中度は高かったです。
第三問の計算は間違いなく、スタディングの講座をしっかりと学習していれば満点取れるレベルです。
私は40点前後でしたが、
新株発行・退職給付引当金・税効果のところでケアレスミス
をしてしまっただけです。
続いて理論ですが、
第一問 問1の選択問題“蓋然性”の解説は、中村講師が「漢字で書けるように」と強調していたくらいにドンピシャでした。
そして圧巻は、
第一問 問2引当金に関する出題、
スタディング実力テスト | 本試験問題 | |
穴埋めも記述もほぼドンピシャ!!
特に「修繕引当金」に関する記述は、他社の講評を聴く限りおさえていた予備校はほとんどなさそう。
差をつけることに成功しました。
その他にも、
第一問 問4の減損に関する記述で、
スタディング実力テスト | 本試験問題 | |
ニアピン!
自信もって記述することができました。
その他もドンピシャとまではいきませんが、スタディングの講義をしっかりと定着させていれば、8割以上の解答ができたものばかりだと思います。
唯一、
第二問の問2「為替予約の理論」
についてはスタディングでは未学習論点となりました。
ただ他予備校でもここを抑えているところはほとんどなく、選択問題と部分点狙いで問題なさそうでした。
3.本音!スタディングをおススメできる人は?
実際に1年間スタディングでの学習および受験を終えて、どういうタイプの方にスタディングがおススメできるか考えてみました。
どこの税理士講座にするか考えるときには様々な要素が絡んできますが、今回はシンプルに、
- お金
- 時間
に特化して考察しました。
① お金も時間も最低限にしたい方
⇒スタディング一択!
これはまさに私のことです。
私のように、毎日本業で遅くまで残業していて、平日はなかなか机に向かえない。
お金もあまり使いたくない方。
これは完全にスタディングがおススメです。
大手予備校ですと、ガッツリ勉強する前提でのカリキュラムが組まれています。
そのため、平日もしっかり勉強しないと置いていかれて本末転倒になります。
その点、スタディングは時間がない前提でのカリキュラムが組まれていますので、
A・Bランクの絶対に取りたい問題を取る
という簿記論・財務諸表論の基本合格パターンで学習することができると思います。
② 時間はあるけどお金に余裕がない方
⇒スタディング+市販の問題集
特に学生さんに多いのではないでしょうか。
大手予備校ですと、安くとも20万円はかかってしまいます。
一方でスタディングは6~7万円程度。
市販の問題集は1冊2,000円程度ですので、5冊は買えます。5冊も完璧にすれば十分だと思います。
大手予備校が出版している問題集であれば、ポイントは抑えられていますし、予想も講座と同様のものが書いてあります。
また、スタディングの基礎講座はかなり易しめの講義になっていますので、学生さんで会計初学者であっても十分理解できるでしょう。
③ お金は気にしないけど、時間がない方
⇒スタディングまたは大手予備校の通信講座
大手予備校の通学講座は、ガイダンスを視聴していただければ分かりますが、
予習・復習を前提としたカリキュラム
になっています。
お仕事が忙しく、規則的に学習ができない方は、どんどん置いていかれてモチベーションの低下につながってきます。
そのため、忙しい方は自分のペースで学習ができる通信講座がおススメです。
もちろんスタディング経験者の私としては、スタディングをおススメしたいですが、金銭的に余裕があれば大手予備校の通信講座でも良いと思います。
最近では大手予備校でも通信講座に力を入れており、通勤・通学中やスキマ時間に”ながら学習”ができる仕組みもできています。
また、大手予備校の強みとして、「模擬試験」を会場で行うことで、「本番の緊張感」の練習にもなります。
一年に一回の一発勝負ですので、かなりのアドバンテージになることでしょう。
④ お金も時間も余裕がある方
⇒大手予備校の通学講座
税理士試験は超難関資格であり、資格取得による効果が非常に高いです。
そのため、お金にも時間にも余裕があるのであれば、じっくり大手予備校の通学講座を受講した方が確実であることは間違いないでしょう。
もちろん”ただ通えばいい”ということではなく、予習・復習をしっかりこなし、授業のペースに合わせて習熟度を高めて行く必要があります。
例えば、
- 税理士法人にお勤めの方
- 定時で帰りやすいホワイト企業にお勤めの方
- 絶対に短期合格を目指したい方
は、大手予備校の通学講座がおススメです。
おわりに
いかがでしょうか。
1年間に及ぶスタディング簿記論・財務諸表論の学習が終了しました。
12月の合格発表を待ち、不合格であれば来年も受験します。
ただ、ある程度基礎は身についたので、不合格の場合は市販の問題集のみで来年度の受験を目指そうと思っています。
また、簿財の合否にかかわらず、
- 消費税法
- 国税徴収法
の学習を始める予定です!
もちろんスタディングを受講します!
会計科目はスタディングで問題ないことが実証できましたが、税法科目はどうなのか。
当資格情報サイト「資格取得Navi+」管理人である私が、身をもって検証したいと思います!
次は、スタディング「消費税法」「国税徴収法」の体験談記事連載をスタートする予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします!
皆さんも、2022年度の税理士試験を目指している方は、一緒にスタディングで勉強していきましょう!