事業活動において、いまやネット回線がないことは考えられません。
全ての企業・個人事業者において、ネット回線費用は発生していると言っても過言ではないでしょう。
今回は、Wi-Fiなどのネット回線費用の会計処理について解説していきます。
目次
1.ネット回線費用の種類
ネット回線といっても、いくつか種類があります。
当記事執筆時点では、大きく4種類に分けられます。
① 光回線
② モバイル回線
③ テレビ回線
④ 電話回線
①光回線は自宅や事務所で工事を行い、回線を引き込みます。
手間は掛かりますが、速度が速いため、それなりに大きな法人であれば光回線が一般的でしょう。
②モバイル回線は、Wi-FiやWiMAXに代表される回線です。
持ち運びが可能なのと、契約から利用開始までが早いため、個人事務所などで利用されることが多いです。
③テレビ回線は、J:COMやイッツコムなどが有名です。
速度は速くないですが、安価であるためマンションなどで一括契約されていることが多いです。
④電話回線は、2000年代の代表的な回線でしたが、ネット回線の普及により続々とサービスを終了し始めています。
いずれの回線でも目的は同じですので、会計処理に違いはありません。
2.ネット回線の勘定科目は?
ネット回線費用は、販管費の、
通信費
で計上するのが良いでしょう。
3.自宅の回線は経費として認められる?
個人事業主が、自宅を事務所として使用している場合、ネット回線は兼用になると思います。
その場合、その回線費用は経費として認められるのでしょうか?
結論的には、
自宅用・事業用で合理的な比率に基づき按分
してください。
一般的には、家賃でも同様に按分していると思いますので、同じ比率が良いでしょう。
仮に税務調査が入った時に、しっかり説明できるようにしておいてください。
4.まとめ:仕訳で確認
<例①>
4月分のポケットWi-Fi利用料として、3,300円を普通預金から支払った。
借方 | 貸方 | ||
通信費 | 3,000 | 普通預金 | 3,300 |
仮払消費税 | 300 |
<例②>
個人事業主が4月分のポケットWi-Fi利用料として、3,300円を普通預金から支払った。
なお、自宅用:事業用の使用比率は3:7と計算した。
借方 | 貸方 | ||
通信費 | 2,100 | 普通預金 | 3,300 |
仮払消費税 | 210 | ||
事業主貸 | 990 |
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、ネット回線費用の会計処理について解説しました。
非常にシンプルですが、どの企業・個人事業主の方も毎月発生すると思いますので、しっかりと把握しておきましょう。
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