パソコンやタブレット端末の普及に伴い、紙やノート・筆記具の需要は大きく減ってきました。
一方で、パソコンなどの周辺機器であるマウス・キーボードの支出は増加しています。
1個数千円程度ですので、パソコンなどに比べるとそこまで大きな金額にはなりませんが、毎年継続的に発生するコストになります。
また少額ですので、経費精算で営業マンや経理部門以外の方が会計処理を行う会社もあると思います。
今回は、マウス・キーボードの会計処理をまとめました。
社内の計上ルールを統一し、ゆらぎのない会計処理を目指しましょう。
目次
マウス・キーボードの勘定科目は?
マウス・キーボードの勘定科目は、消耗品費に計上します。
という方も多くいらっしゃるかと思います。
たしかに以前担当していた会社では、経費精算は経理部門以外の方も行っていましたので、システム費と混在してしまっていました。
「パソコン=システム」
というイメージが強いですからね。
同じ販管費であれば、会社のルールでどちらかに決めれば、完全に間違いという訳ではありません。
しかし、一般的には、
システム費 ⇒ 無形
消耗品費 ⇒ 有形
という整理をします。
無形の例としては、
- DVD-Rやクラウドからインストールするソフトウェア
- ASPサービス・クラウドサービス利用料
が該当します。
マウスやキーボードとはちょっと性質が違いますよね?
パソコンやタブレット端末についても同様の考え方で、有形・無形を区分します。
パソコンなどの会計処理については、こちらの記事で解説していますので、あわせて確認するようにしてください。
マウスやキーボードはパソコンと一体で固定資産計上?
マウスやキーボードの固定資産計上について触れていきます。
マウスやキーボード単体で10万円を超えることはほとんどないと思います。
しかし、パソコンと一緒に使用するのが一般的であるため、
同時に購入した場合には、パソコンとその他周辺機器と合算して固定資産金額判定を行う
ということになります。
20万円を超えた場合には、パソコンの耐用年数4年で処理しましょう。
<法定耐用年数>
2.事務機器及び通信機器
⇒電子計算機
⇒ パーソナルコンピューター(サーバー用のものを除く。)
∴4年
裏を返すと、マウスやキーボードのみが壊れて買い替えた場合には、単体で金額判定を行うことができます。
<まとめ>
(1)パソコンと同時に購入した場合:
⇒周辺機器(マウス・キーボード・ディスプレイなど)も合算する
① 20万円以上…4年(定率法)
② 10万円以上20万円未満…3年(年均等)
③ 10万円未満…消耗品費
(2)マウスやキーボード単体で購入した場合:
⇒10万円未満…消耗品費
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はマウス・キーボードの会計処理をご説明しました。
経常的に発生する費用ですので、会計処理は正しく覚えておきたいところです。
また、社員の経費精算を認めている会社では、正しくルールを周知し、ゆらぎのない経理を目指しましょう。
当サイトでは、他にも勘定科目や仕訳などの解説をしています。
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